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そして始まった体育祭。
徒競走やらパン食い競走、大玉転がし…
クラスのみんなの活躍をカメラに収める。
女「藤田ちゃん!行くで!!!!!」
「え、ちょ!?」
突然、クラスの女の子に入場門へ連れて行かれる。
北「あ、藤田」
「北くん、どういうことやねん?」
うちは何も競技にでないはず…
北「次、クラス対抗騎馬戦やねん。
でな、陣地にいる姫役を藤田にやってもらおうと思うて」
困惑してると、頼む…ってみんなが懇願してくる。
「う…ええよ」
女「やったー!おおきに!♡」
「でも、うち何したら…練習もなんもしてへんよ?」
すると女の子達が一斉にうちの方を向いた。
女「安心せい。4人1組なんやけどな、そのうちの1組は陣地…すなわち城にいるだけや」
女「そんで、藤田ちゃんはあたしらの軍の姫や!」
女「心配せんで〜藤田ちゃんはちょっとした箱の上に旗持って立ってればええだけよ〜」
女「ほいで、3人は藤田ちゃんを囲んで守る役!」
他の人は相手の陣地に攻めたり、こっちに攻めてくる奴らのハチマキ取るんよ!って説明してくれた。
アナウンス「次はクラス対抗騎馬戦です」
対戦相手は3-1(白組)
始まる前に円陣を組む。聞いとらんよ…
女「「「…何を守んだぁあああああ!!!」」」
男「「「
「え"…?」
何これって思うて北くんを見ると
北「ニコッ))」
って返された。
女「「「優勝すんのは!!!!!」」」
男「「「俺達やー!!!!!」」」
全「「「おおおおおおお!!!」」」
驚きで言葉が出てこん…
北「藤田」
「ん?」
突然呼ばれた名前。
北「守ったるからな」
もしかして…
「うちの周りを守るのって…」
北「俺やで?」
なんか文句あるん?とでも言いたそうな顔。
うちは姫役が立つ台に乗る。
その前に北くんが立つ。
…貫禄ありすぎん?
腕組んで仁王立ちって…
でも、こういうのも楽しいなぁ…
「北くん」
北「ん?」
「ちゃんと守ってな((ニコッ」
北「!…任せとき((ニコッ」
女「(私らも)」
女「(いるで…!!)」
※藤田を守る役の女子2人
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作者名:黒雪-クロセ- | 作成日時:2014年10月13日 12時