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治side
9月上旬
｢9/27にある体育祭に向けての新聞を作ります｣
委員会｢｢はーーい｣｣
北さんと仲がええ藤田さん。
2年でも噂になるぐらい有名。
先生からの信頼も厚くて委員長を任されておる。
年間の活動が少ない新聞委員会。
それを狙って入ってきてる人もおるが
角｢藤田さん狙いの男ばっかだな｣
治｢ほんまな｣
どんなに近付いても北さんがおるから無理やろ。
角｢藤田さん、3年連続で新聞委員だろ？
2,3年は絶対新聞委員だって確証を持って来てんのがもろ分かる｣
治｢せやな｣
1年は女が数人。
男は藤田さんに釘付け。
あんま狙っとると北さんが黙っておらんやろ。
｢角名くんと宮くんはうちと一緒に編集でもええか？｣
みんなの前で言ったらアカンやろ。
バレー部ばっかってギリギリしてる奴おるから。
角｢大丈夫っすよ｣
治｢はい｣
良かった、なんて微笑む。
北さんが夢中になるのも分かるなぁ。
まあ、好きにはならんけど。
治｢変な虫が付かんようにせんとな｣
角｢だな、委員会だけでも俺らが北さんの代わりに｣
1年に色々説明しておる藤田さんを横目に話す。
｢じゃあ、今週の金曜までに私の所に持ってきてください｣
お疲れ様でした、そう言ってぞろぞろ帰る委員会の人達。
｢ごめんな｣
突然、俺らに謝ってくる。
治｢なんで謝っとるんすか｣
｢北くんの後輩やからってうちが勝手に選んでしまったからや｣
迷惑やったろ？と、心配そうに聞いてくる。
角｢そんなことないっすよ、な？｣
治｢おん｣
｢なら良かったわ((微笑｣
北さん、この人ある意味悪い人やわ。
治｢…藤田さんが撮った写真見せてくれまへん？｣
｢別にええよ？｣
カメラを貸してもらい、写真を見る。
角治｢＿＿＿＿＿＿え｣
｢ん＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿っ！？｣
ﾊﾞｯ
慌てて俺らからカメラを奪う藤田さん。
角｢あ、あの…｣
｢気持ち悪い…やろ？｣
まあ、あれはそうかもしれんな。
でも
治｢…見せないんすか｣
不意に口から出た言葉。
｢まだまだ下手くそや…
もう少し上手なってから見せたいんよ((苦笑｣
真っ直ぐやな。
治｢気持ち悪くないっすよ｣
頑張りーや、って少し上から言う。
｢…おおきに((微笑｣
この人ずるいっすわ、北さん。
角｢(いや俺の存在)｣←
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作者名：黒雪-ｸﾛｾ- | 作成日時：2014年10月13日 12時
