検索窓
今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:12,063 hit

12枚 ページ13

うちは北くんに病気の事を伝えた。
なんで今までで2週間近く休んだりしたのか、いつから発症したのか…


北「そうやったんか…」

「そんな深刻にならんといて」




生まれた時からよく寝る子やったから。
あまり気にしてない。

北「せやけど、勉強の方はどうしてるん?」

「お母さんが元教師やったから教えて貰っとるんよ」



なるほど、と納得したような北くん。

「保健の先生どないしたんやろ」

北「もう近づかん方がええ。

また、あんな事があったら大変や」

「確かにそうかもなぁ」


結構、信頼してたんやけどな…




「そろそろ帰るか」

北「せやな。どっち方面や?」

「校門のとこにお母さんが迎えに来てるんよ」



じゃあ、そこまで送る。って北くんが帰る準備をする。

「今日は部活休みなん?」

北「テスト期間やから、さすがに休みや」


部活と両立って大変やな。

「文武両道してて流石やな」


北「藤田の方が凄いわ」

そして2人で教室を出る。




「うちは写真を撮るか勉強しか、やることがないからなー」

北「なんの教科が得意なん?」


「んー国語と数学やな」

国語は人の心情を読み取るのが楽しいし、数学は答えが一つやから分かりやすい。


北「そうなんか、なら数学で分からないとこがあるねん」



下駄箱を後にする。

「北くんでも分からんとこあるんやなー」

北「俺やて人や」


分からんことくらいある、ちょっと拗ねる北くん。

「ごめんて」

北「せや、藤田が嫌じゃなきゃ連絡先交換せぇへん?
症状が出そうな時とか連絡して欲しいねん」


その方が藤田も安心やろ?、そう言われる。

「分かった」


北「じゃあ、遠慮せんでな」

「おおきに、また明日」


北「また明日な」

北くんの後ろ姿を見送り、車に乗り込む。


母「おかえりー、さっきの子は彼氏?」

「彼氏やないで。クラスの…友達や、1年の時から知り合いなんよ」

母「Aに友達がいて良かったわ〜!」


今日の夕飯は唐揚げや!ってノリノリのお母さん。



国語の問題なら人の心情を読み取るのは簡単やけど、実際はそう簡単に分からん。

簡単やったらうちも楽なんやけどな…




外の景色を見ながら携帯を強く握り締めた。

13枚→←11枚



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:北信介 , 黒雪 , ハイキュー!!   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒雪-クロセ- | 作成日時:2014年10月13日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。