カメラの向こうに映る君【北信介】 (ページ2)

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Aside

3年の4月。

｢ふぁ…眠いなぁ｣

なんやかんや3年になったなぁ。

？｢藤田｣

｢あ、北くん｣

入学式の時にうちが突然写真撮って、そこから仲良くなったって感じや。

北｢クラス見たんか？｣

｢見たで、7組やったよー

北くんはどやったん？｣

北｢俺も7組やったよ｣

｢3年目にして同じクラスになったんやなー｣

そやな、って北くんが言って2人で7組に向かった。

｢(人多いなぁ)｣

藤田って席真ん中らへんやな…

担任｢席替えするでー！！｣

軽そうな先生やな。

｢んー…あ、ラッキー｣

一番後ろの窓側や、居心地ええなぁ…

春はポカポカしておるから眠くなるんや。

｢ふぁ…｣

ちょっと寝るか…

机に伏せて夢の中へ落ちていった。

北side

北｢(俺は…廊下側の後ろから2番目か)｣

藤田はどこやろって思て探した。

北｢…窓側か｣

席…離れたなぁ。

もう寝ておる、1年の時から変わっておらんな。

廊下から見かけた時も、ずっと寝ておった。

授業中も寝ておるみたいや。

なのに成績は優秀、1年の時からトップやったな。

入学式から変わらんのは、ずっと一眼レフを持ち歩いてるってことやな。

一体、何を撮ってるかはわからんけど。

部活行く前に起こそうか、

そう思って周りの人達と自己紹介を軽くした。