第１０２話 ページ6
夜の9時を回った頃。
緑川「ん……A……？」
重たそうな瞼を開いてリュウジが目を覚ました。
ふう、と息をつきながらリュウジは上体を起こす。
A「リュウジ大丈夫？ どっか痛いところとかない？」
緑川「ハハッ……怪我したわけじゃないんだから大丈夫だよ」
リュウジはニコっと微笑むけど、やっぱりその笑顔には
どこか疲れた感じがある。
A「大丈夫じゃないじゃん。 ちゃんと寝ないと」
私は強制的にリュウジを寝かせた。
そんな対したことないのに〜、と
リュウジは笑いながらも言うことを聞いてくれる。
さっき基山が持ってきた氷袋の中身も
リュウジの高い熱に溶かされていた。
A「あ、代わりの氷持ってくるね」
氷袋を持ち替えの氷を取りに行こうと立った瞬間
リュウジにガシッと腕を掴まれる。
A「……リュウジどうしたの？」
私を見つめるリュウジの熱い視線は真っ直ぐで
でもやっぱりどこか寂しげで。
緑川「あと少しだけでいいからさ…………」
A「ん？」
緑川「ここにいてくれない……？」
リュウジは熱で赤かった顔をこれまでもか
というように真っ赤にして呟いた。
多分、リュウジのファンがここにいれば
みんな鼻血を流して倒れるだろう……。
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きなこもち - 面白いﾃﾞｽﾈ！ファイトデス！ (2016年5月4日 20時) (
レス) id: 5c36d154a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマロ - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 0時) (レス) id: 2b4d54ad06 (このIDを非表示/違反報告)
ＲW - お願いいたします。完結まで書いて下さい。ヤバいこの作品！おもしろすぎ！ (2016年3月9日 16時) (レス) id: 98fe04cf32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 続き気になります！これからも頑張って！ (2015年7月27日 14時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - お気に入りにポチッと…更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年4月7日 8時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sweetspice-yk/
作成日時：2013年4月4日 17時
