第９９話 ページ3
A「美味し……」
基山「それはよかった」
基山は私の顔を見て、王子スマイルを炸裂させる。
今日、基山が作ったのはカルボナーラ。
もちろんクリームから手作り。
お高めのレストランにも出せそうなカルボナーラで
何と言うか……。
とにかく、大袈裟かもしれないが
ほっぺが落ちそうなほど美味しい。
A「リュウジも早くお風呂出てくれば良いのに」
私はフォークにパスタを巻きつけながら
口へと運ぶ。
基山「緑川帰ってきたのいつだったっけ？」
涼野「確か、30分前くらいだよ」
基山「そっか」
基山と涼野くんは、少しだけ話しながら食べていて
晴矢は一足早く、完食していた。
この様子だと、多分一言も喋らないで
食べたんだろうな……。
なんて思いながら私も黙々と食べ続けた。
＊
カルボナーラを食べ終わり、私たちは時計を見つめる。
基山「やっぱりおかしいよ」
A「もうすぐ1時間経つよね……？」
私たち4人が食べ終わっても、リュウジは中々
風呂から出てこなかった。
涼野「私少し様子を見てくる」
基山「あぁ、任せたよ」
涼野くんは珍しく少し焦った様子で部屋を出て行った。
南雲「緑川が長風呂って珍しいよな」
基山「緑川はどっちかって言うと早い方だもんね」
A「そうなんだ」
一抹の不安を抱えながら、私達は使った食器達を片付ける。
すると、部屋の扉が勢いよく開いた。
涼野「緑川が風呂場で倒れてる！ ヒロト、晴矢手伝ってくれ！」
ガシャン
私はその言葉を聞いた瞬間、持ってた皿を落としてしまった……。
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きなこもち - 面白いﾃﾞｽﾈ！ファイトデス！ (2016年5月4日 20時) (
レス) id: 5c36d154a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマロ - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 0時) (レス) id: 2b4d54ad06 (このIDを非表示/違反報告)
ＲW - お願いいたします。完結まで書いて下さい。ヤバいこの作品！おもしろすぎ！ (2016年3月9日 16時) (レス) id: 98fe04cf32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 続き気になります！これからも頑張って！ (2015年7月27日 14時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - お気に入りにポチッと…更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年4月7日 8時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sweetspice-yk/
作成日時：2013年4月4日 17時
