第１１２話 ページ16
どうする私。
リュウジは寝ていて、基山に残された私は
部屋に立ち尽くしていた。
A「うーん……」
とりあえず、リュウジを起こそうと思い
リュウジの頬を突ついてみる。
あ、ほっぺ柔らかい。
ふにふにと頬を触っているうちに、リュウジが目を覚ました。
緑川「……A痛い」
A「あっ、ごめん！」
私は触っていた方の手を素早く引く。
リュウジは目をこすりながら起き上がると
ふあーと大きく口を開けてあくびをした。
私はリュウジにさっき起こった出来事を
どうやって話そうかとあたふたと考えていると
リュウジが私より先に口を開いた。
緑川「A何かあるみたいだけど……どうしたの？」
A「あ、いや、えーとね、うん」
詰まりながらも、さっき起きた出来事を話すと
リュウジはクスクスと笑い出した。
何だか馬鹿にされたような気がして
私は眉をひそめる。
するとリュウジはごめんごめん、と言いながら一息ついた。
A「あの、さ」
私がためらいがちに、話を切り出すと
リュウジは満面の笑みでこう言った。
緑川「俺、Aの血飲みたいなー」
A「そうだよね、やっぱり飲みたくないよ……はっ！？」
私はポカンと口を開ける。
これだけ驚けば、重力に逆らえまい。
その私の様子を見てか、リュウジはまたクスクスと笑った。
続く (更新停止中)
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きなこもち - 面白いﾃﾞｽﾈ！ファイトデス！ (2016年5月4日 20時) (
レス) id: 5c36d154a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマロ - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 0時) (レス) id: 2b4d54ad06 (このIDを非表示/違反報告)
ＲW - お願いいたします。完結まで書いて下さい。ヤバいこの作品！おもしろすぎ！ (2016年3月9日 16時) (レス) id: 98fe04cf32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 続き気になります！これからも頑張って！ (2015年7月27日 14時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - お気に入りにポチッと…更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年4月7日 8時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sweetspice-yk/
作成日時：2013年4月4日 17時
