第54話 ページ5
ところ変わって私たちDクラスは森の中を歩いている。
池くんと須藤くんと山内くんは別行動でキャンプとスポットの探索！
歩いても歩いても同じ景色だから、1人だと迷いそうで怖いわ…
堀北ちゃんはずっと下向いてるし、大丈夫かな？
清「気が乗らないのか？」
鈴「私向きじゃないもの。原始的生活もそうだし、1人じゃないってところもね」
「あ〜…」
清「まあ、確かに」
鈴「あなたが私に言ってた事が少しだけ現実になったかもしれないわね。学力以外で能力を問われるかもしれない、そんな話よ」
清「あぁ」
鈴「池くんや須藤くんは率先して探しに出てくれた。私には出来ない事よ」
「そんな事よりさ、堀北ちゃん…大丈夫？」
鈴「……何が？AクラスやBクラスが、徹底してスポットを押さえるつもりなら、こちらも…」
清「上のクラスを目指すって大変だなぁ」
鈴「あなたは興味がないの？今井さんも」
清「何に？」
「ん〜？」
鈴「進学先や就職先の保証、皆その特権を生かす為に、入学したと思ってたのに」
清「……」
「う〜ん、別に…かな？」
鈴「おかしいわ、やっぱり」
「そう、だよね〜…」
歩き疲れたのもあったし、皆で一旦立ち止まり休憩することになった。
平「20人以上いるクラスで不慣れな簡易トイレ1つ、トラブルなく回しきれるだろうか？」
「(20人以上いると無理だよな〜)」
幸「それは、上手く使って…」
平「簡易トイレ1つっていうのは最初から無理があるよ。ある程度ポイントを使う方が効率が良いんじゃないかな？むやみに我慢すれば、ストレスを溜めたり不安を煽ってしまうし、衛生面も心配だ。女の子達だって、安心してこの試験に挑む事が出来るだろうしね！」
幸「……そうだな」
「(幸村くん、負けたな)」
平「次はベースキャンプを決める為に、僕らも探索しようと思う！」
軽「そうなの？」
平「何処に腰を据えるかで、ポイントの消耗にも大きく関わってくるからね！一緒に行ってくれる人はいるかな？」
徐々に手をあげてく人が増える。桔梗ちゃんも一緒に行くらしい。
そして清隆も…ん？清隆あげてんの？
清「お前も行くか？」
鈴「私は遠慮しておく。でも、あなたが志願するなんて珍しい事もあるものね」
清「役割を持たないと、浮くからな」
お前も手あげろよ行くだろ的な顔で私を見るのやめてくれますか清隆さん。
行くから、分かったから！！！！！
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サナ(プロフ) - 更新いつまでも待ってます！ (2021年7月10日 20時) (
レス) id: 32a875e075 (このIDを非表示/違反報告)
りん - しゅきしゅき (2021年7月1日 22時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 初めまして。とても、おもしろいです。更新頑張ってください。応援しています。 (2020年10月17日 4時) (レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
なうなう(プロフ) - はじめまして！！こちらの小説読ませていただきました！夢主ちゃんが好きです！！凄く面白いです！綾小路くんとの絡みだけじゃなくて、生徒会長や平田くんの絡みもあってとても嬉しいです！！続きが気になります！待っています！！ (2020年8月11日 4時) (レス) id: 48edea8d11 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 続き待っていますね (2020年8月4日 18時) (レス) id: 241677def9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむね | 作成日時：2017年11月15日 4時
