小児病棟2 ページ16
陽菜side
ついついバカとか思ってもない事言っちゃった｡｡｡
里英、本当に凄い熱い・・・(汗)
陽 「 梅ちゃん、やっぱり里英の事よろしく。」
梅 「 あ、うん。」
陽 「 もし熱が上がっちゃって39度台になったら、
解熱剤を考えてもいいかも｡｡｡」
梅 「 そうだね。」
優 「 はぁぁ・・・(ﾄﾞｻｯ)」
ソファに勢いよく腰を下ろした優子。
佐 「 優子大丈夫っ？」
優 「 だめかも・・・」
陽 「 ・・・体温計借りてもいい？」
梅 「 これ使っていいよ。」
陽 「 ありがとう。これ挟んでね。」
優 「 うん｡｡｡」
梅 「 熱あるんだよね？」
陽 「 うん・・・」
佐 「 やっぱりあるんじゃん・・・(苦笑)」
優 「 ない・・・」
陽 「 佐江と梅ちゃんにないって言い張ったの？」
佐・梅 「 うん｡｡｡(笑)」
どこからどうみても熱あるって分かるのに、
つまらない嘘ついたんだね・・・(苦笑)
──ピピピピッ、
陽 「 37.3℃・・・良かった、上がってないね。」
優 「 さえちゃぁん､､､(うるうる)｣
佐 「 来た時より火照ってるから・・・
ちゃんと測れてないかも・・・」
陽 「 えっ！もぅ優子!!(怒)」
優 「 やっ､､､やだぁ・・・(うるうる)」
佐 「 優子もグズグズする人だったの・・・(驚)」
陽 「 ごめんね挟むよ。このやだは拒否じゃなくて、
熱が上がっちゃったのがやだって事だと思う。」
梅 「 今回の旅行で、思ってることを隠さずに言って甘えてくれるようになったんだよね｡｡｡」
佐 「 なるほど・・・」
陽 「 優子、自分で自分を苦しめちゃダメだよ・・・
もう昨日みたいになりたくないでしょ？」
優 「 やだぁ・・・」
──ピピピピッ、
陽 「 はぁ・・・37.7℃だね・・・」
梅 「 ため息はつかないであげて。(苦笑)」
陽 「 優子、抱っことおんぶどっちがいい？」
優 「 だっこ・・・」
陽 「 持つよ・・・っと、2人ともごめんね。
みなみが来るまで里英をお願いします。」
梅 「 はーい♪」
陽 「 ほら、謝りな。」
優 「 ごめ、なさい・・・」
佐 「 大丈夫だよ。(微笑み)」
陽 「 ふふ、じゃあ失礼しました。」
優子を抱き抱えて小児病棟を後にした。
だからどうなるか分かるよねって言ったのにな｡｡｡
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年6月15日 15時
