私の姉はお医者さん

悪魔 ページ38

麻里子side



莉乃と里英を起こしに行ったら、
由紀がソファーの上で号泣。
そのまわりに陽菜と優子が・・・



麻「 そんなに大声出してどーしたの？」



由「 ヒック・・・ゆうちゃんとはるちゃんが
いじめてくる・・・ヒック(泣)」



優「 いじめてないよ。」



陽「 うん。」



優「 由紀のことが心配で体温はかってただけ。」



陽「 あと、 痛いとこないか聞こうと思って。」



麻「 そーゆことね。」



なんだ。
2人が由紀に虐待でもしてるのかと思った。



里「 由紀ちゃんのこといじめちゃ、めっ！」



莉「 いじめちゃ、めっ！」



優「 いじめてないよ。」



陽「 うん。・・・由紀に悪いとこないかなぁって、
見ていただけだよ。」



莉「 そーなんだぁ。」



里「 頑張ってね。」



りのりえは素直だなぁ。
仲良くご飯食べてるし。(笑)
まぁ、陽菜は本当のこと言ったんだけどね。



優「 じゃ、診察しちゃおっか。」



陽「 そーだね。」



優「 よろしく。」



陽「 うん。」



はるちゃんが軽く由紀の体を抑えた。



由「 やーー！！
・・・ギャァァァァ！！！」



優「 何も聞こえない・・・(苦笑)」



陽「 由紀ちょっと、シー。」



すごい叫び。
これは、朝から大変だ。



由「 んん・・・」



優「 ・・・はい、おわりー。」



由「 ゆうちゃん、悪魔。」



陽「 そんなこと言っちゃダメでしょ！」



麻「 ゆうちゃんかわいそぅ。」



優「 今のは傷つく。」



いくらなんでも、悪魔はないでしょ。
優子でも今のは傷つくよね。



由「 ・・・うぅ・・・ゴメンなさい。(泣)」



莉「 悪魔ってなーに？」



陽「知らなくていい言葉だよー。」



里「 ふーん。」



ほら、
変なこと言うとりのりえが興味持っちゃう。



優「 じゃ次、口開けてね。」



由「 ・・・やー！やだ〜！」



優「 んっと、
・・・うん。もぅいいよ。」



陽「 もぅみたの！？」



優「 うん。騒いでる間に。」



陽「 さすがプロ。」



優「 ありがとう。」








優子も仕事が早いなぁ。
優子は褒められて嬉しそう。

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