学校 ページ15
親がいないため
もともと、宮城でお隣さんだった
知り合いのお兄さんが
案内してくれた
やっぱり、懐かしいな
そんなことを思いながら
車椅子ですすんでく
ここが白鳥沢
大きいなあ
そういえば
彼は今どうしてるのかな
もう、俺のこと覚えてないのかな
あの絵はどうなったんだろう
『お兄さん、こっからは自分だけで行きたいから』
「そう。じゃあ僕は帰るから、何かあったりしたら電話してね」
俺は改めて人に恵まれてるんだなと
実感した
彼はバレー続けてるのかな
なんているかどうかもわからない
改めて学校はでかいな
『…広いなあ』
夏休みだから
運動部の声がする
吹奏楽の演奏
『なんか初めてだなこういうの』
なんて声に出して言ってみる
たまに歩く高校生の視線がこっちを向く
珍しそうに
足が動かないから
これはしょうがないなと思い職員室に向かう
ああ、俺は普通じゃないんだな
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結愛(プロフ) - コメント失礼します!内容に惹きこまれますっ!これからも更新頑張ってください!応援してます。 (2017年7月15日 21時) (レス) id: 8470357719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきぴょん | 作成日時:2017年7月2日 19時