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7話 ページ8
『…』
死ぬかと思った
あのあとなんとか鶴丸のおかげで
離してもらえた
「あ、そうだ。今剣、主が呼んでたぞ」
それはいかないと
《…いきたくない》
まあ、僕も行きたくない
人見知りだし
《そっちのいみじゃない。まえのあるじみたいにいいひとがいるのはわかってる》
でも…と続けるも
そのあとは聞き取れなかった
『…』
わからなくもない
人間不信になるようなことが
実際に起こったわけだし
僕だって冷静にはなれない
『…いやだなぁ』
無意識に出た言葉
『…でもたすけてくれたし、おれいいわないと』
今剣にも届くように
《そうだよね》
「…無理はあまりするなよ」
そんなこと言われてもなぁ
《今も昔も…》
『むりしないといきれないよのなかですけどね』
今剣の声(思い)と重なった
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作者名：ゆきぴょん | 作成日時：2018年3月1日 21時
