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2話 ページ2

森


辺りを見渡せば木ばかり



『ぼく、こういう木ばっかりのところもいやだなぁ』



抜ければ、今度はなにもない



『あれ、てきですかね』


まあ、全部切ってしまえばマシかな



『いくさだいくさだー』





なんて楽だ



身体が自然と動く



『…これ、たぶんよわいてきですよね。』


敵を倒したところに刀が落ちてる



『れきしくわしくないんですよね』



長いな。レアとかかな




さっきから気になることがあるんだよね



『わらえない。』




前は笑顔が取り柄だったんだけどなぁ




平和に暮らしてたのになぁ



『このせかいじゃ、へいわにいきてくらそうなんてすてきで、かなわないゆめですね』



ひとりはやだなぁ


もしここでしんだら



だれにも気づかれないまま




『…いっそこわれてしまおうか』



後ろに敵がいる



切ればいいものの、捜索かな？



作戦が思い浮かばない



『…ゆめもあしたもいらない。ほんとうは、ずっと岩融やみんながいればそれでいい』



岩融ってだれなんだろう



実のところ二度目のお腹貫通




『ぼくはおくびょうでさいてーだ』

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作者名：ゆきぴょん | 作成日時：2018年3月1日 21時

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