【テニプリ】あの時、雨でしたね【男主】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:972 hit

4回目ページ5

扉を開けた先

誰もいなかった

それに対して安心したが

その理由はどうやら俺らのクラスだけが

授業が早く終わったからだ

まあ、そんなことなんて

考えても何も起こるわけじゃ無いから

ふつうに座った

『屋上ってこんな感じなんだな』

「いいだろー。冬とか寒いけどな」

だろうなと思った

とりあえず弁当箱を開け

ふつうに食べ始めた

前もいろんなやつらと

毎日こんな風にやってた気がする

でもまあ、こんな当たり前のことに少しだけ

さみしく感じた

前まで会話もしてた

関係が崩れた

俺はやっぱり、

主将として引っ張っていくことは

出来ない。向いてない

もう、あいつらも過去の人間

いっそ忘れてしまえたらな

「お前、食べる量少ねえな」

『まあ、こんくらいでたりるしな』

その時に扉が開いた

そしたら、多分さっき言ってた人たちだろう

テニス部っぽいといえばぽいが

正直、身長高いな

そんなことを思ってるなんて知らないんだろう

話の続きがきた

「そんなんだからごぼう足なんだよ」

『よく言われた』

前の時もそんなこと何度も言われた

『そういうお前は肉食系だな。さすがバスケ部』

「おまっ、全員が肉食系とも限らないだろ」

『なら、体育会系』

「ひでえな。それもそれで、他の奴らがかわいそうだろ」

『少しは否定しろ』

「テニス部も結構大食いのイメージだったんだけどな」

なんだそれ

『イメージはあってるんじゃない？知らねえけど。俺みたいなタイプが珍しいし』

「結構喋んのな。お前」

『まあ、必要な時は基本喋るさ。』