嘘つき少年【文スト】

嘘つきが6人 ページ8

また崩れちゃった



また友達がいなくなっちゃった




不思議で不思議で仕方がない




不安で不安で仕方がない




「なあ、あいつらなんで死んだんだろうな」



隣で友達は笑顔すらなくなった




『….』


僕は何も言えない



なんて返せばいいんだろう



嘘ついて笑わせようか


無理して…


やっぱりやめよう



『…こんなことしちゃいられないでしょ』


「何がさ」


『あいつらのために僕らが生きないと』



「…」



何かを考えてる


「…ああ」


なぜかいつものように笑わない


頑張ろうって思えてない友達



ああ、前のように笑顔でいてくれれば



『…僕だってつらいよ』



目に光がないまま友達は帰ってく



僕の声は聞こえなかったみたい







…………………………………


「…俺はね、君に約束を果たしにきたんだ

嘘を見破る?

違うよ。だってそんな約束を死んだ俺がしたって意味がないんだ」



「あの時行ったよね


殺してやる


今はしないよ。だって君の能力は＿＿＿＿＿＿」

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