呪霊 ページ7
……
色々あったが何とか任務の場所に着いた。
補助監督さんがドアを開けてくれる。あ、気遣わしげな視線送られてるよ。ゴメンね気遣わせて。
『えーと、今回の任務はなんなんだい?』
「えー…実はコチラの成牙山では呪霊が徒党を組む様な動きをしていると報告がありまして…」
「は?じゃあ知能がある呪霊がいるって事かよ、うわメンド」
「徒党か……少し珍しいケースだね」
ていうか特級呪術師と一級呪術師が何で二人も一つの任務に就いてんの?もうこの世の終わりじゃん。
『はァ…とりあえず入ろうか』
__________
山は湿った様な空気に包まれているのに、どこか肌寒かった。
「大丈夫かい?A。寒かったら言うんだよ」
『アッッハイダイジョウブデス』
「つーか早く出てこねーかな、呪霊。
なー、A。さっさと祓ってパフェ食べに行こーぜ」
そうだねーー新しくカフェ出来たんだってねーーとてもスイーツ美味しそうだったねー楽しみーー
じゃなくて!!!!
『何で特級の五条と一級の夏油の二人が同時に駆り出されるんだい…夜蛾先生は何も言わなかったの?』
「ちゃんと任務をこなすのなら良いと言っていたよ」
「丁度俺ら任務ねーしなー」
あの先生……私を売ったな??この二人の相手が面倒臭いってか?おめでとう私もだよ。
『そもそも、休暇なら二人ともゆっくり休、』
休んで、と言った瞬間呪霊の気配が辺りに広がった。
ジリッ、と戦闘態勢に入る私と夏油。
五条は…………何あくびしてんだよォォォォ!!!!
『例の徒党の中の一部かな?いや……それとも徒党全員?』
夏油「そうだね…数が多いし全部、かもしれないね」
私は素手で戦うので構える。
すると……ずぶぶっ、と音がしたかと思うと沢山の木の裏から呪霊が現れた。
………全員同じ姿だった。数は十体くらい。
ていうか同じ姿、って…
『徒党じゃなくて分裂とかなのかな……』
「はは、そうらしいね。気を張って損をした気分だ」
「あーあ、階級も高く見積って二級ってとこか、つまんねーの」
呪霊は「ウ、ゴギ、コギ、キキキ、グキ、」と変な声出してのっそのっそと歩いてくる。
毎回思うけど呪霊って外見グロテスクだよね。
『うん、さっさと祓おう』
私が呪霊へと向かっていくと、五条は気だるげに夏油は大らかに返事をした。
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てちあ(プロフ) - 早急に「ゆりなんぽん」というアカウントに返信したものを削除願います。他人のものもです。お願いします。 (2022年3月23日 2時) (レス) id: 0d6806340a (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - とても面白い作品です!きゅんきゅんです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2021年6月24日 18時) (レス) id: 89932c3d9c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ゆりなんぽんさん» これから続編に行きます!!楽しみにしてくれると嬉しいです!!という事です!分かりにくかったら申し訳ない笑 (2021年5月8日 14時) (レス) id: 23756b334c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - まあ感じ方は人それぞれですよね!ディープキスは耐えられなかったんだと思います!読者様に純粋で可愛らしい方が多かったという事で!そして続編でも是非是非応援して下さると有難いです!!! (2021年5月8日 14時) (レス) id: 23756b334c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - きらりさん» コメントありがとうございますー!!いやぁ大好きだなんてそんな……めちゃ嬉しいです!!更新頑張ります!!コメントありがとうございます!!! (2021年5月8日 11時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年5月1日 19時