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「も〜〜どうしようっ！！」
くそデカ独り言をこぼしているのは紛れもない私である。
膝に乗ったこむぎは下に降りたそうにそわそわしている。そうだよね、膝の上は不安定だよね…と思いながらこむぎの頭をなでていたら案外落ち着いてきたのか手を体の下にしまってまんまるになった。分かりやすく説明すると、猫でいう"おててないない"や"香箱座り"のようなものだ。
「そんな中でもこむぎはかわいいね〜〜このこの」
「…えっと、すごい可愛い声でうさぎに話しかけてるね、きみ」
「え」
「八左ヱ門に呼ばれてきた尾浜勘右衛門です」
「A…分かるよっ！可愛い生き物には猫なで声で話しかけたくなるよな！！！」
早くも帰りたくなってきた。現代に。
なんで突然こんなにも恥ずかしいところを……！いや、みなさんにも分かってほしい。可愛い動物には高い声で話しかけたくなるあの現象を…！八左ヱ門には共感してもらったけど、勘右衛門絶対アニメだと汗マークついてるでしょ、知ってるよ私。めっっちゃ笑顔だけどさ。
「す、すみませんお見苦しいところを」
「いや、全然？…確かに八左ヱ門と気が合いそうな子だなぁ」
「だろっ！？それにこの学園で初めて仲良くなったのが俺って嬉しすぎるなって！」
「惚気けてないで早く私たちにも紹介しろ」
「うわ、三郎！？驚いた…つうか、惚気けてないから！！」
早速八左ヱ門に"仲良し"判定してもらってる！？あれ、今日会ったばかりなんだけどな！！彼はもしかしたら自分の好きな話題で盛り上がれた人＝もう仲良し、という決まりがあるのかもしれない…すごく明るいから普通にありえる。それより、三郎と一緒に雷蔵、そして兵助も来た。そ、揃ってしまった、あの五年生が！！とりあえず、自己紹介しなければ…
「ええっと…初めまして。Aと、うさぎのこむぎちゃん…ペットです」
「よろしくね、Aちゃん。僕は不破雷蔵だよ」
A"ちゃん"！！？雷蔵さんいいんですか……よろしくね不破くんって返したけどこれでよかったかなーッ！！一歩間違えたら三郎から「雷蔵に気安く話しかけるな」とか言われるんですかね？？？
「お前なんだか私の偏見思い浮かべてないか」
「Aちゃん安心してよ、こいつ根は優しいんだから」
あ、ちゃんとバレた。さすが忍者(？)ちなみに次に喋ったのは勘右衛門の方。この方もちゃん付けで呼んでくれるらしい。根はとはなんだ根とは、と突っ込まれてて面白い。
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星空(プロフ) - 凛さん» 読んで下さりありがとうございます〜〜！本当ですか！？親(うさぎ)バカな夢主をこれからもよろしくお願いします〜〜！✨ (4月4日 11時) (
レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 夢主ちゃんがすごく可愛くて何度も読んでます！更新楽しみにしてます♪ (4月2日 23時) (レス) id: f020fc6e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2024年1月26日 16時
