検索窓
今日:26 hit、昨日:32 hit、合計:2,273 hit

ページ5

「いや、あの…わ、私は」

「無理して話さなくてもいいんですよ。思い出すだけでも辛いでしょうし」

「だから話を」

「ほら、行きましょう〜…!」

だから!!話を!!聞いてくれ!!!!
もしかして足が動きませんか?抱っこしますか!?と八左ヱ門に言われたが全然歩けるしなによりこむぎをどうするんだという訳でお断りしておいた。(そしてなぜ抱っこなのか)

*

「ほら、つきましたよ!」

「り、立派だ…」

忍術学園と掲げられたでっかい正門の前に来た。うん、やっぱりここだよね…こんなどこから来たかも分からない女が入ってもいいのだろうか。この人たちの中では私は戦で焼けた村に住んでた人、ってなってるみたいだけど。
そういえば、学園の存在って一般人に知られちゃだめっていう設定じゃなかったっけ?そういうご都合展開…?

 そんなこんなで先生に伝えてもらい、しばらくの待ち時間のあと、あっという間に謁見することになってしまった。
学園長先生の部屋には先生方が勢揃い!!…いや、当たり前だけど。結構狭い結果になっている。外にも何人かいる。外には主に生物委員会の子たち。こむぎは八左ヱ門の腕に抱かれている(あれからあっという間に懐いた)そして絶対これ天井裏にも潜んでるだろ。なんかいる感じするし、忍たまのアニメとか時代的にも全然ありえそうだよね。

「さて、名を聞いてもいいじゃろうか」

「Aです」

「A、先生方や生物委員会から話を聞いたぞい。辛い思いをしてきたんじゃな?
話し合いの結果、お主がここに居候することを許可する!」

「本当ですか!ありがとうございます!…でも、いいんですか?どこから来たかも分からない者を」

「動物好きに悪い者はおらん。そうじゃろ?」

「(そういうものなの…!?)」

学園長先生が目線だけを外に向けたので、つられて私も外を見るとすごい勢いで首を縦に振っている生物委員会の人たちがいた。もしかしてそうやって説得したのだろうか。

「おぉそうじゃ、忍術学園に居候するにあたって…先程、生物委員会でお主に一番最初に話しかけた生徒は誰じゃ?」

「え?えっと…あそこの、藍色の制服の、」

「五年ろ組の竹谷八左ヱ門か!よし、お主は五年生と同じ対応ってことで決まりじゃ」

…え、それ、どういうこと?
私がそう思ったのとほぼ同時に部屋が一斉にざわつき始める。
いや、当たり前だよ。なんで一般人を五年生と同じ対応にするの…?

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
設定タグ:忍たま , 愛され , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星空(プロフ) - 凛さん» 読んで下さりありがとうございます〜〜!本当ですか!?親(うさぎ)バカな夢主をこれからもよろしくお願いします〜〜!✨ (4月4日 11時) (レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主ちゃんがすごく可愛くて何度も読んでます!更新楽しみにしてます♪ (4月2日 23時) (レス) id: f020fc6e38 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星空 | 作成日時:2024年1月26日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。