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「わ、私こそすみません！」
「謝らなくて大丈夫ですよ。俺が勝手に声をかけただけなので
それにしても…うさぎ、可愛いですね！」
「…！ですよね！」
そう言わればっと私の(トリップ寸前とは体制が変わり緩い体操座りで寝ていた)膝の中で丸まっているこむぎを見る。さっき感じた熱はこむぎで間違いなかったようだ。一緒に寝ただけなのに、こむぎまでトリップに巻き込んでしまったのか…
一方でそんなことは知らないこむぎは八左ヱ門の存在に気づくと興味があるのかそのつぶらな瞳で彼を見つめ始めた。こむぎ、人見知りだからこういうときは怯えちゃうのに珍しい…すると、そんな人見知りのうちのうさぎが行動を起こしたのである。
ぴょん、
「え、」
「お、おほ〜！？」
しゃがんでいた八左ヱ門にこむぎが飛び移ったのである。
八左ヱ門は戸惑いながらも彼が好きな動物が自分に飛び込んできたのだから嬉しそうな顔をしている。一方、私は生のおほーが聞けたのはすごく嬉しさを感じていた。でも、でも…
「こ、こむぎいぃぃ…」
あの私以外にはめったに懐かなかった私のこむぎが！！？！？！！やっと懐いてもらった私の家族だって、本当に時間がかかったのに…まさか、しょ、初対面、で……いや、少し感動も感じるけど、こむぎには私しかいないもんね〜とか言ってた、のに……
ガーンとあからさまにショックを受けている私をよそにこむぎは彼の腕の中でくつろぎ始めた。私、涙目である。
「えええー！？ちょ、あの、落ち着いて…！」
*
「すみませんお恥ずかしいところを」
「いえ…でも、本当にその、うさぎが好きなんですね」
「は、はい」
「俺も動物とか虫が好きなんです」
と、言うと彼は手を差し出してくる。え、なに。握手…？
私も彼の手を握り返すとブンブンと腕を振られた。なんだか同盟ができた気分…
「竹谷せんぱ〜い！すっごい大きい虫さんが…って、あれ？そこの人は誰ですか？」
「おぉ、三治郎。さっき会ったうさぎのお姉さんだ」
「うさぎの…お姉さん？」
え。なに、八左ヱ門わたしのことをお姉さんだと？？
と思ったが一年生に紹介するために"お姉さん"と呼んだらしい。たしかに、私は一年生の子よりは年上だもんね。見た目からしても…
そう私のことを紹介すると、三治郎はうさぎ！？と私に飛びついてくる。興奮したのか声が大きく、その声に気づいたからなのか、他の生物委員会の子もこっちに来た。
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星空(プロフ) - 凛さん» 読んで下さりありがとうございます〜〜！本当ですか！？親(うさぎ)バカな夢主をこれからもよろしくお願いします〜〜！✨ (4月4日 11時) (
レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 夢主ちゃんがすごく可愛くて何度も読んでます！更新楽しみにしてます♪ (4月2日 23時) (レス) id: f020fc6e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2024年1月26日 16時
