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白「はぁ……はぁ……」


『白雪、これで全部だよ』


白「ありがとう、ニケ」


ゼ「白雪!?それにニケまで!
  どうした?」






ゼンとミツヒデ、リントとエルゼは二人に駆け寄る


すると白雪とニケはカラカラと音がする袋を三人に見せる







白「大丈夫、近くで作業しすぎただけ」


『暑かった〜』






その袋を地面に落とせば、木材が見える


三人はそれを覗き込む







白「原因は……」


白「『暖炉の薪だよ』」






三人はびっくりして目を丸くする






白「この木は燃やしたりしちゃいけない!
  有害な粒子が散って、吸い続けると影響が出る」


ゼ「そんなもの、どこで……」


『シュカの話だと、旅の一団が移動の荷物になるからって
  譲ってくれたんだって』






白雪もニケも少し顔が灰で少し黒くなっていた


それを見たエルゼは目を鋭くする





シュカも扉から出てきて、ゼンに深々とお辞儀をする






シ「重ね重ね、申し訳ありません!」


ミ「お前……動きが軽くなってないか?」


シ「はい!白雪殿に薬をもらいまして」


白「はあ……良かった」






白雪は一つ安堵の息を吐く


そして両腕を抱え込む







白「効いてきたみたいだね……」







その手は黒く、少し小刻みに震えていた
 

ゼンはそれを見て目を見開く






______「私なりに力になれるようやってみるから」






その言葉を思い出し、少し微笑む


そして白雪の方へと歩み寄る






ゼ「参った……」






そう言って白雪頭のすぐ隣の壁に右手を置く






ゼ「白雪、お前……カッコいいな」


白「はい?」


『うん!とってもかっこいい!』






ニケも嬉しそうに共感すれば、ニケの肩に重たいエルゼの手が乗る


ニケは冷や汗をダラダラと流す






「感動しているところ悪いけど、どうして砦の中から
  出てきたのか、理由を求めてもよろしいかしら?」


『えっと……』


「そんなに手を黒く汚して…。一体どういうおつもりなので
  しょうか?ニケ様?」








エルゼ黒い笑みを浮かべてニケに近寄る


ニケは青い顔をして後退りをする







『えっと……これには訳があって……』


「あら?では、その”訳”とやらをお聞かせ願おうじゃない?」


『えーと……』


「ね?ニケ様?」


『うわぁーん……』






この後ニケはエルゼにコッテリ絞られました

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ゆっきーぷ - 優さん» すみません。外したつもりだったのですが……以後気をつけたいと思います。ご指摘ありがとうございます (2022年7月23日 15時) (レス) id: 41ec6b6cfc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月23日 15時) (レス) @page1 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年7月23日 15時

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