【赤髪の白雪姫】〜ゼンの妹〜

開始 ページ35

ガ「ニケ様。これを」


『ええ』




ゴクリ




ニケが毒薬を飲んだら私の仕事は開始する

ニケが飲んだ音を出すと，一瞬でバタッと倒れた





『ウッ、ケホケホケホ！……っはぁはぁはぁ…』


ガ「寝てください。起きていると余計に辛いですよ」


『ううっ……ﾊｧﾊｧﾊｧ』


ガ「じゃあ白雪くん。あとは頼んだよ」


白「はい」




………





『ﾊｧﾊｧﾊｧ…ウッ！ｳｳｯ…ケホケホ！』


白「ニケ…どう？」


『苦しっ…ケホケホ』



この様子じゃあ熱も出てる



『……痛い……針が全身を…通ってるみた、い……ウッ』





針が通るような痛み……確かにこれはひどいな

ゼンの記録にもこんなに酷い痛みじゃなかった…


リントさんが言ってたみたいにニケには毒の耐性がないみたい…



じゃあなんでそれをわかっててこんなことするんだろう？





それから８時間後。解毒薬投与の指示が出た

それまでにニケは一度意識を失い、高熱も出た


毒に蝕まれるニケの体……王族って大変なんだなってつくづく思う





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それから1週間のうち、5日ほどゼンがお見舞いに来てくれた


けれど、ニケの顔は常に青く、息も荒かった



ゼンは暗い顔をして何も言わずにニケのそばにいた



ゼンも辛いだろうな……



ゼンはニケが大好きだから











それから1週間が経ち、投与期間と休養期間も過ぎてまた稽古に向かうニケはとても元気そうで安心した






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何か適当になってしまって申し訳ありません！


これから砦の方の話も進めていきます！

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