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執務をしていないのはどっちかというとゼンの方


なのにゼンのことを悪く言う人はこの中に誰もいない


どうして…ニケとゼンでは何が違うのだろうか



『白雪?どうしたの?顔色が良くないよ』


白「あっ……ううん。なんでもない」



ニケにいきなり話しかけられて気づくとニケがこちらを心配そうに顔を覗かせている


ほら、こんな私を心配してくれている人なのに…



どうして?



『コラ』



ペチンっとデコピンをされる



白「えっ…!?」


『そんなに張り詰めた顔をしないで。私のことは心配しなくていいから、白雪は白雪の夢に向かって頑張って(^^)』


白「うん……」



こんなに暖かい人を誰が悪く言うのだろう


どうして悪く言うのだろうか…


私には到底理解し難い事だった

そんなことを考えている時



カランカラン



『あ!もう船が出るよ!急ご、白雪!』


白「あっ、うん!」


『兄様!エルゼとリントには理由を説明しておいて下さい!』


ゼ「あ、ああ。わかった。気をつけろよ」


『はい!行ってきます』



【コトの街】



「はーっ、嬢ちゃん珍しい髪してんなあ!!そっちの嬢ちゃんは槍なんか持ってどうしたんだ?」


『いえ、お気になさらず』


「オレぁ、船乗りだから大陸中行くけどよ、赤には会ったことなかったぜー」


白「ほー、大陸中ですか、良いですねー」



「何、赤髪!?」


「前にタンバルンで噂になってたぜ。馬鹿王子が見惚れて掴み損ねた娘がいるってよ!!」


「今日は何、観光かい?」


白「大体そんな感じです」




ー山中ー



白「ねえニケ?」


『?』


白「どうしていつもフードを被ってるのか理由を教えてもらえない?」


『ああ、白雪には言ったことがないっけ。こっちにおいで』


白「え?」



ニケが森の中で開けた太陽の当たる場所に移動した


そこでゆっくりフードを取る



白「……わぁ…!」


 
太陽の光に反射してキラキラと白髪が靡く




『どう?びっくりした?』


白「うん……すっごく綺麗…」


『あはは。初めて兵士さんと顔を合わせたときと同じ反応』


白「当たり前だよ!…こんな綺麗な髪、初めて見た…」


『ありがとう(^^)』


白「……ねえ、どうしてニケもちゃんと国民のことを考えてるのに、みんなにあんな酷いことを言われなきゃいけないの?」


『……それは、私が夜会になかなか顔を出さないからだよ』


白「?」

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ゆっきーぷ - 優さん» すみません。外したつもりだったのですが……以後気をつけたいと思います。ご指摘ありがとうございます (2022年7月23日 15時) (レス) id: 41ec6b6cfc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月23日 15時) (レス) @page1 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年7月23日 15時

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