心ってなんですか？Part2【るろうに剣心】

82 隣の天使 ページ33

−翌朝−

目が覚めて隣を見ると
宗次郎が隣で眠っていた。

色白で小顔でまつ毛が長くて。

一度見入ったら目を離せなくなる様な

いつもとは違う、[素]の宗次郎。

自分だけが見れるんだと思うと

勝手に口角が上がってしまう

でも…この幸せはいつまでも続かない。

そもそも自分はこの時代の人間ではないのだからいつ何が起こってもおかしくない。
元居た時にいつ戻ってしまうかもわからない。

その事を宗次郎に言えないのは

彼を信じきれていないから…かも知れない


瀬田「何さっきから百面相してるの笑」

「起きてたんだ。いや、別に何でも」

瀬田「そっか。もう準備する？」

「うん、」

愛刀の "紅蓮" と "颯月"を念入りに磨き、
手甲と足袋の鞐をきつく留め、
狐の面をつけてから
宗次郎より少し遅れて船を出た。

作者です。(刀の名前の読み方etc)→←曇り、霞む。 81

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