心ってなんですか？Part2【るろうに剣心】

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Aの頬に口付けを落とす。
唇にしたいけど風邪とかだったりして
移ると困るからね…

夕方になった頃、

A「…宗次郎？」

「おはよう。((ニコ」

A「ずっと隣居てくれたの？」

「うん。」

A「ありがと、((ギュッ」

急に布団から起き上がって
座っている僕に抱き付いた。

「そんな急に動かない方がいいよ？」

A「分かってる。けどもうちょっとだけこのままで…」

Aの背中に手を回した。

「今日は頑張りすぎたんだよ。多分。
栄養分も全く取れてないのに」

A「ねえ宗次郎？」

「ん？」

A「何処にも行かないでね？」

「こっちの台詞。笑
ずっと隣にいるから、」

A「ずっとね、ずっとだよ？」

「うん。何があっても。」
抱き締める力が強くなった。
艶のある美しい髪を撫でる。

そこから暫くして、
なんか医者っぽい人が来た。

栄養失調と過労だって。
本当に頑張り過ぎなんだよ。

任務の時は【須藤颯一郎】でも
身体は18歳の女の子。
僕しか使えない筈の縮地を長距離移動に
使うとなれば倒れるに決まってる。

でも只の剣士じゃない。
元新撰組3番隊副組長なんだよね。
しかも務めたのは16歳の時。
こう考えるとやっぱ凄い。この子。笑

それでもやっぱり可愛い所は一杯あって。
毎日毎日癒されて、幸せで。
姿を見るたびに愛しくて仕方なくなる。

政府の人は多分、志々雄一派の日常がこんなにも平和だなんて思っても見ないよね。笑

夕食の時間。

由美さんと志々雄さんのいる所へ向かう

志々雄「彼奴の調子は？」

「今は気持ち良さそうに寝てます。」

由美「違うみたいよ？笑」

「え？」

そこには眠そうに眼を擦るAの姿が。

「ちょっ、A!?」

A「おはよ…((ニコ」

「駄目だよ、寝てないと…まだ熱あるし。」

A「だって起きたら宗次郎居ないし」

「ご飯食べるから仕方なかったし」

A「寂しかったし」

「いつもはもっと離れてんのに急になんだし」

A「語尾に"し"ってつけるの疲れたし」

「まだ付けてるし」

A「やめるし」

「うん。笑
それで、ちゃんと寝てて、お願い。
また倒れたら困るから。
御飯食べ終わったらすぐ行く。」

A「…わかった」

Aは僕を少し抱きしめた後、
自室へ戻った。

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