◇復活への道（ロード） ページ9
ヒカル＞(僕は勝つ！そのためには・・・)
今までとは違う一歩を踏み出したヒカル。正面では竹刀を振り上げる猿田。
ヒカル＞(恐れるな・・・・・傷つくことを！恐れるな！！)
ユキジ＞ぁ・・・。
猿田の面は一本には入らず、ユキジがやったようにヒカルは狙いを外させた。
竹刀を振り上げ、そのまま向かって行くヒカル・・・心なしか、ユキジの口元には小さな笑みが浮かんでいた。しかしこのことには誰も気づかなかった。もちろん、ユキジ本人も・・・。
傍から見れば、それは笑っていると断定はできないもので、笑っているように見えただけだった。
ヒカル＞めぇん！！
ユキジ＞一本！面あり！それまで！
一言一言をハッキリ言うユキジの言葉に、猿田は横目でヒカルを見ながら笑みを浮かべていた。
猿田＞気迫のこもったいい一撃だった。
面を取り、竹刀を置いた状態で立っている猿田とヒカル。無表情ではあるが、満足そうな顔にも見えるユキジは、ヒカルの後ろで腕を組んで立っていた。
猿田＞わかったようだな？戦闘の本質が。
ヒカル＞傷つくことを恐れず、恐怖を乗り越えること。
猿田＞その通りだ。人間は弱い・・・傷つくことを嫌うのは当然だ。だが、それに打ち勝った人間にしか、勝利は得られない。傷つく覚悟のない人間は、傷を負った時、そのショックで自分を見失い、心まで傷ついてしまう。
ヒカル＞っ・・・。
ユキジ＞・・・・・。
猿田＞お前は今、戦場に立つ資格を手に入れた。これで特別教練は終了だ。行け！今ならまだウォータイムに間に合う！
ヒカル＞はい！
ユキジ＞じゃ、ちゃっちゃと着替えちゃおうか。
そう言って背を向けて小走りで行ってしまったユキジ。走り出した彼女の髪から、リボンが解け落ちた。
ヒカル＞ユキジ！
ユキジ＞何？さっさと行くよ？
ヒカル＞あ・・・。
拾い上げたリボンを渡そうと声を掛けるが、ユキジは気に留める様子もなく受け流すと行ってしまった。
ヒカル＞・・・・・。
猿田＞ハッハッハッ！お前でもユキジには敵わないようだな。
様子を見ていた猿田は、急に笑い出して言った。呆然としたままのヒカルはハッと我に返ると彼女のあとを急いで追った。
もちろん、ユキジが落として行った白いリボンを持ったまま・・・。
〜ミーティングルーム〜
美都＞・・・・・。
ヒカル＞遅くなりました！
ユキジ＞現状は？
美都＞互角と言ったところね。アラビスタは機体の性能差を、数で埋めてきている。出られるのね？
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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ユリ - 雪神蘭さん» すいませんしたぁぁぁぁぁぁ（ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座） (2013年10月26日 18時) (
レス) id: 5aebc7e0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - ユリカ♪さん» ありがとうございます！ﾕｷｼﾞ「これからも、この駄作者の作品をよろしくな？」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - 雪神蘭さん» ﾕｷｼﾞ「お前が一番ウザいよ」ｱﾗﾀ「・・・・・すいません」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - 初めて読んだけど面白いね！すごく気に入ったよ！続きを楽しみにしてる！ユキジ最高！！ (2013年10月26日 17時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
雪神蘭(プロフ) - ユリさん» ｱｷﾗ「ｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪ……ｷｴﾛ」←ｻｷ「気を確かに！」 (2013年10月26日 16時) (レス) id: c3bb65c521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2013年9月19日 20時
