◆「ライフルは使わない」 ページ34
〜夜・ダック荘〜
アラタ＞サンキュ、タダシ。
談話室では、第一と第五小隊のメンバー達が部屋着で過ごしていた。
タダシ＞っ？
ガラス瓶に入った飲み物を差し出されながら、お礼を言うアラタのほうを見るタダシ。横にはユキジが立っていた。
ユキジ＞今日は助かった。その・・・ありがとう。
タダシ＞仲間だからな。
笑みを浮かべてそう言ったタダシは、アラタからガラス瓶を受け取った。
タダシ＞当たり前のことをしただけだ。
アラタ＞でも、あの距離から敵を仕留めるなんてすごいな？なぁ、手本を見せてくれよ！
タダシ＞えっ？
アラタ＞ハンドガンの腕前さ。いいだろ？
そう言われ、タダシは少し顔を伏せた。それを見ていたユキジは、彼のその行動に少々引っ掛かった。
ユキジ＞・・・？
ノゾミ＞見せてあげたら？
声を掛けたのは、同じ第五小隊の笹川ノゾミ。ソファでタダシの横に座って本を読んでいたが、迷っている様子の彼に笑顔でそう言った。
気がつくと、カイト以外の全員の目がこちらに向いていた。
まだ中身の残っているガラス瓶を机に置くと、タダシは無言のまま立ち上がり、アラタに視線を向けるとソファの後ろにある強化ダンボールのジオラマに、無言で向かった。
アラタは笑顔になり、ノゾミも笑顔で立ち上がる。ヒカルが無言で立ち上がりジオラマの方に向かう。続いて読んでいた本を閉じたハルキもそちらに向かった。
カイトは椅子に座ったままで、横目で見ているだけだった。
ノゾミ＞レディ・・・ゴー！
その合図で、タダシはＣＣＭを操作し始めた。
ＤＣオフェンサーの周りに浮かんでいるいくつもの的・・・それを狙って次々と弾を発射していく。
全ての的に撃ち終えると、どれも的のど真ん中に命中していた。
アラタ＞・・・すげぇ！
ノゾミ＞でしょ？
アラタ＞お前ホントにすごいな！
ユキジ＞射程の短い銃でこれなら、ライフルを使用してスナイパーもいけると思うが？
タダシ＞っ！
ノゾミ＞っ・・・。
アラタ＞だよな！絶対そうだよ！次は、ライフルの射撃も見せてくれよ？
タダシ＞断る。
アラタ＞え？
その答えに、アラタとヒカルは不思議そうな表情をした。タダシとノゾミの反応で、何かを察したのか？ユキジは目を細めてタダシを見詰めた。
タダシ＞・・・・・俺は・・・ライフルは使わない。
それだけ言うと、タダシは去ってしまった。
アラタ＞なんか、マズイこと言ったか？
ハルキ＞・・・・・。
ノゾミ＞言っちゃったかも。
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ユリ - 雪神蘭さん» すいませんしたぁぁぁぁぁぁ（ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座） (2013年10月26日 18時) (
レス) id: 5aebc7e0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - ユリカ♪さん» ありがとうございます！ﾕｷｼﾞ「これからも、この駄作者の作品をよろしくな？」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - 雪神蘭さん» ﾕｷｼﾞ「お前が一番ウザいよ」ｱﾗﾀ「・・・・・すいません」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - 初めて読んだけど面白いね！すごく気に入ったよ！続きを楽しみにしてる！ユキジ最高！！ (2013年10月26日 17時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
雪神蘭(プロフ) - ユリさん» ｱｷﾗ「ｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪ……ｷｴﾛ」←ｻｷ「気を確かに！」 (2013年10月26日 16時) (レス) id: c3bb65c521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2013年9月19日 20時
