◆セカンドワールドを疑え ページ22
クライスラー＞支配する者は、権力と財力を独占し、常に普通の人々に犠牲を強いている。当然このことは、シュミレーションでは考慮されてはいません。現実を直視しないことは罪です！皆さんは、セカンドワールドを疑わねばなりません！そう思いませんか？宇崎ユキジさん。
ユキジ＞っ！？・・・どうしてボクに？
クライスラー＞だって、あなたも疑ってるんじゃないですか？セカンドワールドを。
ユキジ＞・・・・・。
カイト＞先生。
クライスラー＞どうぞ。
カイト＞今のお話だと、先生はセカンドワールドを否定しているように聞こえますが・・・？
クライスラー＞そうです。否定しています。
カイト＞否定してるのになぜこの学園に来たんですか？
クライスラー＞否定しているところにこそ、その反動となる力が宿ると考えるからです。私の願いは、世界が一つになり、戦争がなくなること。皆さんにはそれを成し遂げる可能性がある。
カイト＞世界を一つになど、とてもできるとは思えませんが？
クライスラー＞支配者と言う者がいる限り、無理でしょうね。富めるものと貧しいものとの関係も、変わらないでしょう。つまり、この支配による格差を無くすことでしか、世界を一つにはできないわけです。でしょう？宇崎ユキジさん。
ユキジ＞っ！どうしていちいちボクに話しを振るんですか？
クライスラー＞あなたも同じ気持ちだと思ったからですよ。戦争と言う大きな出来事ではありませんが、あなたも人と人との争いを見て来たはずです。そして、あなたは常に守られる側だった・・・違いますか？
ユキジ＞っ！？(どうして・・・)
疑問形で言ったはずのクライスラーのその言葉は、まるで確信しているかのように聞こえた。そのことに、ユキジは何か嫌なものを感じた。
クライスラー＞それだけではありません。あなたも生徒になる以前は、こちら側の人間だったんですよ？こちらにいたのなら、疑わなかったことはないんじゃないですか？
ハルキ＞こちら側の人間だったって・・・どういうことですか？
クライスラー＞おや？もしかして知らなかったんですか？それなら教えましょう。宇崎ユキジさんは、生徒としてこの学園に来る前、学園内にある全てのコントロールポッドの修理・メンテなどの全てを担当していたんですよ。
ハルキ＞なっ！？
サクヤ＞え！？
ヒカル＞っ！？
アラタ＞そうなのか！？ユキジ！
ユキジ＞・・・・・・・・なぜ、クライスラー先生がそのことをご存知なんですか？
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ユリ - 雪神蘭さん» すいませんしたぁぁぁぁぁぁ（ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座） (2013年10月26日 18時) (
レス) id: 5aebc7e0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - ユリカ♪さん» ありがとうございます！ﾕｷｼﾞ「これからも、この駄作者の作品をよろしくな？」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - 雪神蘭さん» ﾕｷｼﾞ「お前が一番ウザいよ」ｱﾗﾀ「・・・・・すいません」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - 初めて読んだけど面白いね！すごく気に入ったよ！続きを楽しみにしてる！ユキジ最高！！ (2013年10月26日 17時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
雪神蘭(プロフ) - ユリさん» ｱｷﾗ「ｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪ……ｷｴﾛ」←ｻｷ「気を確かに！」 (2013年10月26日 16時) (レス) id: c3bb65c521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2013年9月19日 20時
