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【佐疫】  ”  の続き!!、 ページ28

軽く走って付いた場所。
 
人気のない、公園のような場所。
 
風で揺れる木々の下にあるあのベンチ。
 
「(。懐かしい…)」
 
座ってみると、我慢していた感情が溢れた。
 
「ばかあっ、……あほぉ……っぐ、…ぁ…」
 
この体の作りはなんてヒドイの。
 
死ねないなんて。
 
いっそ死んで、忘れてしまいたいぐらいなのに。
 
片思いがつらい?
 
 
私は、両想いがつらい。
 
まず、両想いなのかすら分からなかった。
 
あの頃から、私は見て貰えなかったのかもしれない。
 
 
「…っぁぁぁ、……ざ、…ぇ…き…っ」
 
 
この恋心と共に、私は貴方たちの前からいなくなります、
 
 
決して邪魔をしないように。
 
 
幸せを壊してしまわないように。
 
_____……
 
 
【佐疫side】
 
なんで、……。
 
俺、……。
 
 
Aに、……何かした?
 
 
佐疫「ナンデナンデ、…」
 
頭を抱えて、蹲る。
 
けれど、答えは一向に見つからない。
 
あの拗ねてる顔。もう少し見たかったのに。可愛かったのに。
 
………
 
あぁ、もしかしてドッキリで俺を心配させたかったのかな?
 
なんだ、可愛いじゃないか。
 
ジャア、俺ガAヲコマラセルグライ愛シテアゲル。
 
 
あやこ「(…!!、Aさんが…危ない、…)」
 
_____……
 
「……あ…れ、?」
 
目を覚ますと、ベンチに座ったまま寝ていた。
 
空気がすがすがしい朝だ。
 
「…(かえ…、りたい)」
 
 
でも、今更。帰れるわけがない。
 
気まずいじゃないか。
 
でも、…何故だろう。
 
帰らなくちゃいけない気がしたんだ、
 
「(足が、。…勝手に、……)」
 
____…
 
「ただ、…いまです、…」
 
館の扉を開ける、館内はとても静かだった。
 
「(皆任務かな…、?)」
 
足を進めて、食堂の横を通った時だった。
 
「!!!???」
 
声が出ない。
 
だって、………
 
 
 
あやこちゃん……血だらけで……倒れているもの。
 
「あやっ、……こちゃ……」
 
足が震える。
 
何があったの。昨日。
 
……!、そうだ、助角さんは___
 
そう思った瞬間、助角さんの部屋の向こうから銃声が聞こえた__。
 

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作品ジャンル:恋愛
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雪崎リュア - 皆様からのコメントお待ちしております(、涙) (2017年11月23日 14時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - 一美さん» 泣くなー、ww (2017年11月12日 12時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
一美 - 感動で泣いたヽ(・∀・) (2017年11月11日 11時) (レス) id: 3e2fa10f95 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 「セイデンキニンゲン」 「東京テディベア」 「ヤンキーボーイ.ヤンキーガール」 「からくりピエロ」とかですかね? (2017年11月6日 22時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - 皆様アンケートのご協力お願いいたします!!!、 (2017年11月6日 20時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪崎リュア | 作成日時:2017年9月22日 18時

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