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【きりしま?】鏡を愛してしまう私。 ページ25

真夜中、館内に松明の火が一つ灯火となり周りを照らす。
 
「…今日は、悪戯してないよねー…?」
 
私、Aは彼氏をお探し中。…まあ、仮なんだけどね。
 
んっと、鏡はいつも部屋にあるけど、いないし…。
 
 
コツン…
 
 
「だっ、…誰!!」
 
後ろを振り返るとニヤニヤしながら微笑んでいるきりしま?が居た。
 
き?「-♪」
 
「お、…驚かせないでよぉ…びっくりした…」
 
自分の胸を撫で下ろすと、きりしま?の方を向いて手を握る。
 
き?「♡!!」
 
「さぁて、今日は何しよっか?」
 
毎晩、私はきりしま?と遊んだり話したりする。
 
私は、夜が楽しみで毎日楽しい。……え、?顔が笑ってない?はは、普通だよ。
 
本当は、______の代わりなんて彼に言える訳がない。
 
 
き?「???」
 
「あぁ、ごめん。ぼーっとしてた。心配しないで、大好きだから…」
 
そう言って、冷たい体を包むように抱きしめてあげる。
 
だけど、その行動は彼への罪悪感で行ったこと。
 
「(斬島……っ、…)」
 
心に秘めた思いを隠して、抱きしめ続ける。
 
き?「スキ、…ダ」
 
「っ、…!ふふ、誰からその言葉を教わったの?」
 
 
笑って聞いてみる。もし、それが本人の意思なら私は嬉しい。
 
き?「スキ…ダ」
 
窓から流れてくる風で髪が揺れる。
 
きりしま?に抱きつきながら私は思いを秘め続け、一筋の涙を流す。
 
 
「愛してる、……っ」
 
 
本当は、正真正銘の本人に伝えたかったこと。
 
だけど、叶わないことだもの。
 
貴方以外、私の事を好きだなんて言ってくれる人がいない。
 
き?「オレハ、…A…マモ…ル、」
 
「ありがとう、…っ、!」
 
 
夜風に吹かれる、二人。
 
 
 
その光景を見ている人がいたなんて、私は知らない。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
斬「…愛してる、…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
_end【すれ違いの二人。鏡の想い】_

おしらせ!!、.*→←さくしゃから、!.*( かいせつ〜 ) ≪見たい方はどうぞ!≫



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作品ジャンル:恋愛
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雪崎リュア - 皆様からのコメントお待ちしております(、涙) (2017年11月23日 14時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - 一美さん» 泣くなー、ww (2017年11月12日 12時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
一美 - 感動で泣いたヽ(・∀・) (2017年11月11日 11時) (レス) id: 3e2fa10f95 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 「セイデンキニンゲン」 「東京テディベア」 「ヤンキーボーイ.ヤンキーガール」 「からくりピエロ」とかですかね? (2017年11月6日 22時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - 皆様アンケートのご協力お願いいたします!!!、 (2017年11月6日 20時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪崎リュア | 作成日時:2017年9月22日 18時

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