【獄都事変】甘い恋は必然に＿＿第２弾、【ストーリー短編集、】

【木舌】　　　”　　　の続き!!≪レイズ≫　 ページ21

【夢主side】
　
大丈夫。もう少しだから。あともうちょっと待っていて。
　
君の世界を変えてあげるから。
　
私は、貴方を慰められないかもしれない
　
逆に冷たくなるかもしれない。
　
けれど、愛を詰めて貴方を迎える。
　
いつまでも君に伝えたいことを
　
台詞にして届けようか。
　
あの幻想の怪物と私たちの三秒間の魔法。
　
*********
【斬島side】
　
苦労した分稼いで 過呼吸の様に笑う人。
　
斬島「(ここまでするなんて。思いもしなかったな…)」
　
期待した分なくしてしまった時の恐怖でさえ
　
勇者が悪を殺すように
　
そんな感じだ。
　
アイツAは取り戻していく＿＿＿＿＿＿
　
************
【夢主side】
　
「あとちょっとだね!、ほら皆早く早く!」
　
写真が世界をつなぐように
　
電車が人を殺すように
　
それすらも、きっと慣れてしまうような感じで、
　
佐疫「頑張ってね…!、」
　
斬島「信じているぞ」
　
田噛「任せた、」
　
平腹「失敗すんなよー!!??」
　
谷裂「ふん、頼んだぞ。」
　
「うん、ありがとう。」
　
　
あの大きな幻想なんて
　
貴方を救いたいという勇気さえあれば
　
簡単に打ち消してしまうことが出来るから。
　
「木舌〜起きて〜皆が心配してるよー?」
　
一言一言に愛をこめて
　
あの日の灰色の画面を塗りつぶして
　
どんな敵が現れたとしても
　
私の前に零れたって
　
「斬島が今度一緒におにぎり作ろうだってさ!」
　
「佐疫がずっと隣に居てあげるよってさ」
　
「平腹が一緒に遊ぼうぜだって!!穴掘り楽しいよー♪」
　
「田噛が昼寝勝負ならいいって!!」
　
「谷裂がたまには鍛錬をやろうだって！彼らしいね、ふふ…」
　
最後に
　
「愛してる、木舌。早く起きないと皆待ちくたびれちゃう」
　
　
私達の言葉を届けるから。
　
　
「ね、?おいで」
　
木舌「っー！A!?」
　
君の夢の中だって入りこんでいっちゃうよ。
　
ほら、あの大きな幻想はもう
　
木舌「俺は必要?」
　
「必要。」
　
こんな世界にありがちな歌が
　
木舌「俺は要らない子?」
　
「要る子」
　
君の世界を超えてしまうなら
　
いっそもう私は変わらないよ
　
木舌「帰りたいっ、…!!!!!!」
　
「一緒に戻ろう?」
　
手を伸ばす。
　
あと、もう少し____________

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