14 空き部屋 ページ15
S side
ハァッ、ハァッ…
｢ゲホゲホッ、…ぅ、ゴホッ｣
当てもなく廊下を走ってるうちにあっという間に息は上がって、咳があとからあとから押し寄せる。
おいら、なんで、走ってるんだろ
余計咳出んの当たり前じゃん…
｢あッ、｣
走るのをやめた途端、足の力がふっと抜け、膝に手をついた。
身体中火照って、熱くて熱くてたまらない。
頭が、ガンガンを超えて、ぼうっとしてきた。
｢ゴホッゴホッ、ゴホゴホッ｣
咳をするたび、喉が震える。焼けるように痛い。
なんか本格的にやばくなってきたかも…
なんでだろ…
さっきまでもそれなりに辛かったけど、こんなんじゃなかった…
服が肌に触れて痛い。え、なにこれ。
ジーパンいってぇ…
さみぃ……
｢ゲホッ、ケホッ｣
咳こむごとに体力が奪われてく気がする
足がガクガクしてきた。力入んない。
壁づたいに歩く。
………あ、空き部屋……
ドアは開けっ放しだった。
中を見ると、テーブルとパイプいすがある。
ここで休んで、咳おさまったら、
みんなのとこに戻ろう…
そう思って、足を踏み入れた。
その部屋は、空調が効いているわけでもないのに、やけにひんやりしていた。
｢…っつ…！｣
ズキン、と頭に痛みが走り、思わずこめかみを押さえる。
電気がついてなくて見えなかったからだろうか、
その拍子に、足元にあったよくわかんないコードに足をひっかけ、
盛大にコケた。
｢ったぁ！｣
思いっきり尾てい骨を床に打った。
…って…
尻餅をついた衝撃が、頭にきた
あれ…
視界が、ぐわんぐわん揺れてる。
急に速い動きをしたからか、頭もぐわんぐわんしてる。
……今ので、すっげぇ疲れた…
壁に寄りかかって、おいらは人形のようにぼんやりしていた。
火照った身体に、ひんやりと冷たい床が心地いい。
立ち上がる気力なんて起きなかった。
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あかつき(プロフ) - 返信遅れてすみませんm(__)m ありがとうございます！期末やらなんやらで更新できてませんでしたが…がんばります。続きは只今模索中です笑 (2017年3月9日 22時) (
レス) id: d244b24791 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - 大宮コンビ好きなので楽しみにさせてもらってます！智くんどうなっちゃうのか早く続きがみたいです〜〜 (2017年3月8日 11時) (レス) id: 83ca3e6027 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 了解です！ (2017年2月25日 19時) (レス) id: d244b24791 (このIDを非表示/違反報告)
大宮澪音(元大宮〜♪) - あかつきさん» いつでもいいんですが、私も作品書いてて、『ARSシェアハウスをする1』という物です。 リクエストお願いします！(内容がなかなか………) (2017年2月24日 17時) (レス) id: 20fb4c8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
大宮澪音 - あかつきさん» いえいえ。 いつも楽しく見させてもらってますよ(´・∀・`) (2017年2月23日 16時) (レス) id: 20fb4c8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかつき | 作成日時：2017年2月15日 22時
