元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。其ノ弐【鬼滅の刃】

…ﾓｳ、ﾂｯｺﾏﾅｲ ページ8

「よもや！もう揃っていたとは！」


しばらく伊黒さんと甘露寺さんの(初々しい)会話を聞いているとこれまた個性的な男性が来た。



「俺は煉獄杏寿郎と言う！よろしく頼む！」



……いや、個性強すぎん？



………………やめよ。



考えてみれば…毒飲んでも平気な双、言葉足らずの柱、南無南無言ってる柱…そして、包帯を顔に付けて蛇を首に巻いた柱、髪色が桃色と黄緑色の柱……



うん、大して個性的では無いな(感覚麻痺)


「姉さん、挨拶しなくて大丈夫？」


『えっ？あぁ、ごめんなさい。私は毒双の濡椛Aと言います』


「うむ！よろしく頼む！」


どうやら考え事をしている間にみんな挨拶をしたようだ。


「そうだA。新しい柱の皆さんにアリスを紹介しなくても？」


しのぶが聞いてきて、思い出した。



前回の柱双合会議で柱と双の皆には紹介をした。


だけど、今回新しく柱になった人達は知らない。



というか、知ってたらなんでなのか聞かなくちゃならない。


知っている人はほとんどいないはずだから…



『そうだね。紹介しておこうか。アリス』


呼び出すといつも通り出てきた。



「「「！？」」」


そして、三人は刀を構えた。



それぞれの個性溢れる刀なんだな…って違う違う！！止めなきゃ！



『ご安心を。アリスは私の能力で、鬼殺の手伝いをしてくれています。血鬼術と少し似ていますが、全くもって違う物なので』


「とても信じられないな。本当に害は無いのか？それに、柱や双の者も本当に知っているのか？」


ネ、ネチネチしてる…


「伊黒さん。本当にアリスは安全ですよ。アリスは私の姉とAを上弦の鬼から命を助けてくれたのですから。それとも、今ここにいる私の姉とAは幽霊とでも？」


「そうだ。それに姉さんとアリスは最高の二人組だ。アリスを否定するのは俺が許さない」


有一郎がそういうと、隣の無一郎もぶんぶんと首を縦に振っていた。


「確かに俺も最初はアリス(こいつ)を否定するような事はした。だが、今は認めてる」


「…悪かった。だが、攻撃したら直ぐに滅殺するからな」


「うむ！俺もそうするつもりだ！」


「少し怖かったわ…」


『ごめんね甘露寺さん。でも、知っといてもらいたかったの』


「でも、濡椛さんと一緒に行動しているなら大丈夫だと思う！」


『ありがとう』


待って、やっぱり伊黒さんにあげたくないかも←


こんな可愛い子は私が…！←


Aは一人、悶々としていた…

柱双合会議のその後…→←君も溢れすぎ

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