元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。其ノ弐【鬼滅の刃】

零式 ページ35

次の日も、鏃守さんは帰って来ていないと長様に言われてしまった。


どこいったんだろ…そろそろ心配になる……

長様は「あの子は一度刀が折れたらしばらく修行するから安心して大丈夫」と言っていたからもう少し滞在するけど…


『…ん？』

「なんか…足音するね」


カナヲも気づいたようだけれど…こちらへ走って向かってくる音がするな…誰だろ



「いたぁ！貴方、鬼殺隊の双ですよね！？」


『？えぇ、そうだけど…』


木の下まで来たのは、少年で…どうやら私に用事があるそうだ。


『鬼殺隊 月双 濡椛Aよ。よろしくね』


ストンッと木から飛び降りて、挨拶をすると、「俺は小鉄って言います！」と、返してくれた。


元気だなぁ…


『発言の仕方から、どうやら私に用事がありそうだけれど…』


「そうです。俺は濡椛さんのお手伝いをしようと思って来ました。あそこにある人形を見てください」


小鉄くんが指さした方向には、腕が6本もある人形があった。

なんで6本も…？


「あれは緑壱零式という人形で、あれで修行すると、凄い強くなれるんです」

『へぇ…』

「腕が6本…」


カナヲがぼそっと言った。


若干怖がってないかな…？

いや、確かに鬼なら納得行くけど、人形が6本だと確かに怖いな…


『まぁでも…やってみよう…』


ーーー


『っ…しゃあ！小鉄くん！勝った！』


「緑壱零式がいとも簡単に…しかもこの人は癖で動いていない…」



嫌でも、結構強かった…よ……？



『あと小鉄くん。ここの刀の替えある？刃こぼれしそうだから取り替えた方が良いよ』

「……この人なら、あれとも戦えるかな…？」


『小鉄く〜ん？ここの刀替えた方がいいよ？』


「あ、分かりました！ちょっと待っててください！」



なんかボソボソ言ってたけど…なんのことか全然わからん！((

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