元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。其ノ弐【鬼滅の刃】

出発 ページ31

次の日の朝、カナヲが荷物を持って玄関へ来ていた。

行動早い…予想ではもう少し遅く来るかと思ってた…(現在の時刻7時)←といいつつも既に準備できてる

『よろしくねカナヲ』

と挨拶をすると、カナヲはペコッと頭を下げた。

『じゃあカナエ。カナヲ少し借りちゃうね』

「行ってらっしゃい！」


「カァ！こっちだ！」

鴉の後ろをしばらく歩いてゆくと、隠の方がいらっしゃった。

ほー。鬼殺隊本拠地と同じような感じで行くのか。


「あ、月双様！それに花柱の継子様！」

『よろしくお願いします』


目隠しをして、隠の人によりリレーが何度か行われると、刀鍛冶の里へ着いた。


『わぁ…！綺麗な所…！しかも、硫黄の匂いがする…！』

「刀鍛冶の里には温泉もありますからね！」


カナヲの反応が気になり、隣をチラリと見ると…


「……！」


(私から見て)かなり目を輝かせていた。


なるほど、カナエがカナヲを推薦した理由も頷ける！

切り替えもそうだけど、カナヲの感情を豊かにするのも目的だったんだ！



『ありがとうございます！カナヲ、行こっか！』

「あ…うん…！」


ﾊﾞｷｭｰﾝ！(私のハートが射抜かれた音)


それは反則…反則よカナヲ……そんなキラキラとした目で「あ…うん…！」なんて言われたらノックアウトよ……

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