緊急柱双合会議 ページ27
その夜……御館様が柱と双全員に鎹鴉を飛ばしたおかげで会議を開くこととなった。
「今回はAの頼みで緊急柱双合会議を開くことになったよ……A。今回緊急で開きたいと言った理由を教えてもられるかな?」
『はい。では…まずは見てもらった方がよろしいですね…』
そう言って、太腿に仕込んであるナイフを取り出し、手のひらに傷をつける。
「姉さん!?」
「何やってるの!?」
『有一郎、無一郎。黙って見てなさい』
傷をつけた手のひらを全員に見えるように掲げる。
少し時間が経つと…その傷は元に戻っていた。
「え…?」
「その再生力は…」
「おいおい…冗談はやめてくれよな…!?」
「Aちゃんが…?」
「どういうことだ…」
皆、口々に驚きの声をあげた。
『見ての通り、私は鬼の力が覚醒しています。
最近わかったことですが、私には鬼と人間の血が混ざっています。義勇との任務にて、下限の零と遭遇。その後激戦を交え討伐…はしたのですが、その時に私の中に流れている鬼の血が覚醒し、このように鬼の力を扱うことができるようになりました』
「…Aは血鬼術を使えたりするのかな?」
御館様は少し考えた後にそう言った。
血鬼術……多分…ツクヨミ神楽を使った時に出てきた三日月の形をした刃……
『恐らくですが使えます。下限の零の頸を討ち取ったのは…ツクヨミ神楽という呼吸の一種を使ったのですが……その時に三日月の形をした刃が舞っていました。多分それが私の血鬼術かと…』
「そうか……」
「…………Aは人を食らうのか?」
不意に、義勇が言葉を発した。
『食べないよ。現に人を見ても美味しそうだなんてこれっぽっちも思わないし、人の食事でお腹は膨らむ。もっと言うと…鬼舞辻無惨。忌まわしきあの男の名も話せる』
「Aはどうしたいんだい?」
『……この力は鬼と十分に渡り合えると思っています…なので……鬼舞辻を打ち倒す為にこの力を使いたい………だから私は鬼殺隊に居たいと思っています……………………ですが、これは私の要望。一人でも私を敵とする鬼として頸を討ちたいというのであれば拒みはしません』
もし、死んでしまうのであれば…仕方が無いと片付けるしか無いのだろう。
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ルドルフくん(プロフ) - 美波音さん» そうです!カナヲちゃんでございます! ず、ずっと読み返してくださってるんですか!?あ、ありがたや〜← そうか、あなた方が神であったか… (2020年1月11日 19時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
美波音 - やったーやったー!カナヲちゃんだー……スミマセン!このお話見つけてからずっと読み返してたりするので、凄く嬉しいんです!続き楽しみにしてます! (2020年1月11日 17時) (レス) id: 5527ad2f00 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - 桜さん» カナヲちゃんですね!_φ(..)メモメモ。。。(カナヲちゃんにまた一票……カナヲちゃん人気の傾向…っと!) アンケートにご協力ありがとうございます!! (2020年1月9日 20時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - アンケートのやつです。カナヲがいいと思います。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: d7031c92c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - アニメ万歳さん» おおお!アンケートに答えて下さりありがとうございます!カナエさんかカナヲちゃんですね!……胡蝶姉妹ら辺が人気になりそう…(ボソッ) (2020年1月8日 17時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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