母様 ページ24
『アリスが、母様、っ？』
《そうだよ。ずっと寂しい思いをさせてごめんね》
突然突きつけられた真実に、言葉が上手く出なくなる。
『っ…ごめっ、ごめんなさ……私、私、母様から、自分から離れ…っ！』
次に、涙がポロポロと出てきた。
声が上手く出せないのは、驚きからか、涙のせいか…
だけれど、今はただただ母様に会えたことが嬉しかった。
精神が病んでしまい、そこから逃げ出したのは私なのだ。
だけど……本当は凄く悲しくて寂しかったのだ…
《良いのよ紗夜……いいえ、今はAだったね。そろそろあなたに全てを話さないと…》
《まず、A。あなたは鬼と人のハーフなの。
それが元同僚さんと戦った時に、鬼の血が目覚めた》
『やっぱり…そうだったんだ』
戦っていた時、少し感じてはいた。
母様が言っていた、私の父様は他の人と少し違う。という言葉もずっと引っかかっていた。
やっぱり、そういう事だったのか。
《それと…………ううん。この話はまだしない方が良いわね。じゃあ、私がなんでアリスなのかって話をしましょうか》
《実は…あなたを産んだ時、私の身体は鬼化が始まっていたの。遺伝子が混ざっちゃってね…それに、あなたと違って私は鬼と人のハーフではなく、最終的には完全に鬼になってしまう……だから、理性を持っていられる少ない期間であなたにツクヨミ神楽に興味を持ってもらって、伝承させた。
だけど…最後の舞を教えることは出来なかった。
教えられなかった……あの日、私があなたに襲いかかったの…覚えてるかしら》
『……覚えてるよ』
あの日…母様は突然私に襲いかかってきた。
私は精神がただ病んでしまったのだと思っていたが……そうだったんだ…鬼に……
《その時、あなたはその耳飾りを私に投げ飛ばしたのよ。『元の母様に戻ってよ！』と叫びながらね……》
『そう…だったっけ……私、母様が襲ってきたのが衝撃すぎてそこまで覚えてない…』
《無理も無いわね。その時、私は理性を取り戻した。だけれど…既にあなたは家から飛び出し、逃げていた……だから、私は知り合いの…あなたのボスの元へ向かったの》
『ボスの！？』
信じられない…ボスと母様が知り合いだったなんて…
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文字数やばいので次行きます！
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ルドルフくん(プロフ) - 美波音さん» そうです！カナヲちゃんでございます！ ず、ずっと読み返してくださってるんですか！？あ、ありがたや〜← そうか、あなた方が神であったか… (2020年1月11日 19時) (
レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
美波音 - やったーやったー！カナヲちゃんだー……スミマセン！このお話見つけてからずっと読み返してたりするので、凄く嬉しいんです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 5527ad2f00 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - 桜さん» カナヲちゃんですね！＿φ(．．)ﾒﾓﾒﾓ。。。(カナヲちゃんにまた一票……カナヲちゃん人気の傾向…っと！) アンケートにご協力ありがとうございます！！ (2020年1月9日 20時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - アンケートのやつです。カナヲがいいと思います。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: d7031c92c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - アニメ万歳さん» おおお！アンケートに答えて下さりありがとうございます！カナエさんかカナヲちゃんですね！……胡蝶姉妹ら辺が人気になりそう…(ﾎﾞｿｯ) (2020年1月8日 17時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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