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成程 ページ35

あまね様には少し嘘を吐き、先程の双子の住んでいる小屋へ向かった。



途中、宿の人に彼らの事を聞いてから。



宿の人の話だけじゃ分からないことだらけだ。
少しでも、情報が欲しい。



声が聞こえやすい位置に膝を付き、会話を聞く。




「すごいね!僕達剣士の子孫なんだって」



表情が柔らかめであった子…無一郎くんは、無邪気に喜んでいた。


しかし、表情がキツめ出会った子…有一郎くんは…


「知ったことじゃない。さっさと米を研げよ」



批判的だな…


それでも無一郎くんは…



「ねぇ剣士になろうよ。鬼に苦しめられている人達を助けてあげようよ。僕達ならきっと…!」


すると、ドン!ドン!ドン!と包丁を力任せに叩きつける音がした。



その後…



「お前に何が出来るって言うんだよ!」




「米も一人炊けないようなやつが剣士になる?人を助ける?
馬鹿も休み休み言えよ!!本当にお前は父さんと母さんそっくりだな!
具合が悪いのを言わないで体を壊した母さんも、
嵐の中薬草なんか取りに行った父さんも、あんなに止めたのに……!母さんにも休んでって何度も言ったのに!
人を助けるなんてことはな 選ばれた人間にしかできないんだ!先祖が剣士だったからって子供の俺たちに何ができる?先祖が剣士だったからって子供の俺たちに何ができる?
教えてやろうか?出来ること!俺たちに出来ること!!犬死と無駄死にだよ!"父さんと母さんの子供だからな!!!"」



あぁ、成程…そういう事か……



「結局はあの女共に利用されるだけだ!!何か企んでるに決まってる!この話はこれで終わりだいいな!!さっさと晩飯の支度をしろ!!」



なんだ…有一郎くんだって……優しいじゃないか。


家族の愛情を受けてきたからこそ…今こうなっているんだ…


家族の愛情…か……



私はもう、ほとんど忘れてしまった家族の愛情…




………でも、だからこそ…二人には剣士になってもらいたいと思う。



家族がどれだけ大きなものなのかを分かっている二人には、家族を鬼に奪われた人々の気持ちが私よりもずっとずっと分かるはずだ。





……今日はもう宿へ帰ろう…

ごめんなさいね…→←時透兄弟



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作品ジャンル:アニメ
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ルドルフくん(プロフ) - 華月さん» では、華月さんは同士です!← (2019年12月21日 9時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 陸ノ型でベノム思い浮かべました(*・∀・*) (2019年12月21日 7時) (レス) id: 1408b785c1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - てか本当は隠なの気付いてなかった私は末期(((((( (2019年11月25日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - そうなんですね!もしかしたら隠しの方達が必要なのか……めっちゃ気になります!w w w (2019年11月25日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - 名無しのこけしさん» ありがとうございます!鬼殺隊本部は、刀鍛冶の里よりも複雑な道とか何とか〜っていう情報をどこかで得たので、隠しの方も居るかな?って思ったんです! (2019年11月24日 21時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルドルフくん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月10日 22時

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