頼み事 ページ33
そのあとも、しばらく花屋敷にお邪魔していると、鎹鴉がやってきた。
「カァー!濡椛A!御館様がお呼びだ!」
『え』
また…?こ、今度はなんでしょうね〜(汗)
最近、呼び出されること多いし…行く度「そう固くならなくても大丈夫だよ」って言われるし…もっと言うとお茶に誘われたりもするし…
しかも隠の方を通じ無くとも大丈夫って言われたし…
「御館様に…?」
「隠の方を通じて行かない…毒双になったからね!」
『あぁ、そういう理由で隠の方を通じ無くても大丈夫になったのか……じゃあ、行ってくるよ。また遊びに来るね』
私は、鴉に「早く行け!」と言われながら花屋敷を後にした。
そして、鴉の後を付いていくと屋敷へ着いた。
庭には御息女様がいて、私を御館様の元へ案内して下さった。
『階級双 濡椛A。御館様の命により参上致しまし…そういえばこれ、無しになったんですよね…?』
「うん。待っていたよ。今日はAに頼み事をしてもらいたくてね」
『頼み事…ですか?』
「はい。私の護衛をして頂きたいのです」
御館様の隣に座っていたあまね様が口を開いた。
あまね様とは、二度ほどお茶をしたことがある。
とても心の美しい方だ。
『護衛…と言いますと?』
「とある山へ行くのです。そこに、始まりの呼吸…日の呼吸の剣士の子孫がいます。その方々を鬼殺隊へ勧誘しようと思っているんです」
『なるほど…始まりの呼吸……とても興味深いです。分かりました。護衛の話…引き受けましょう。ですが、条件が…』
「条件…?」
話からして…多分私よりも歳下であろう……その子達を勧誘するということは…きっと親がいない。
だから…
『はい。条件と言っても、たった一つだけです。それは─────』
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ルドルフくん(プロフ) - 華月さん» では、華月さんは同士です!← (2019年12月21日 9時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 陸ノ型でベノム思い浮かべました(*・∀・*) (2019年12月21日 7時) (レス) id: 1408b785c1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - てか本当は隠なの気付いてなかった私は末期(((((( (2019年11月25日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - そうなんですね!もしかしたら隠しの方達が必要なのか……めっちゃ気になります!w w w (2019年11月25日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
ルドルフくん(プロフ) - 名無しのこけしさん» ありがとうございます!鬼殺隊本部は、刀鍛冶の里よりも複雑な道とか何とか〜っていう情報をどこかで得たので、隠しの方も居るかな?って思ったんです! (2019年11月24日 21時) (レス) id: f89f10d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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