元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。【鬼滅の刃】

胡蝶さん ページ4

誰だと思い、一応構えていると…


こちらへ来たのは、桃色の刀を持った女性だった。


「あら？こちらから鬼の気配がしたのですが…それよりも凄そうな方々がいらっしゃいますね…」


凄そうな"方々"？…あっ、そうか。アリスの事か。


『アリス、そう警戒しなくて大丈夫。こんばんは。鬼は先程グシャリと殺っておきましたよ？』


ん？漢字が違う？

いやいや、何を言っているんだい(笑)
これが正しい漢字だよﾆｺｯ


「そうですか！ところであなたがたは何者なのですか？気配からして、鬼ではありませんが…異様なものが後ろにいますよ？あっ、私の名前は胡蝶カナエと申します」


心音とか、そういう物からして…私達を傷付ける気は無いそうだ。
刀も鞘にしまったし。


『私は濡椛Aです。この子はアリスと言って…私のキャパシティから生まれた…異能生命体？です。見た目は少し怖いですが、私が指示しない限り攻撃はしませんし、心優しい子なんです』


「きゃ、きゃぱしてぃ？異能生命体？う〜ん…よく分からないので、できれば私の屋敷で詳しくお話を聞きたいのですが…」


普通、初めて会った人を家に入れる…？
まぁでも、話してて殺意を持った目はしていないし、表情も変わりない。

何よりも…この子(アリス)を認めてくれそう…


いやいや、待て私。


何甘いこと考えてるんだ？


こういうのに乗せられて何人仲間が死んだと思ってる？


でも…彼女からは優しいオーラが溢れてる…こう、女神みたいなキラキラしたオーラが…


……今、私は家無しだ。それに、多分この世界じゃ私の使っていた体内ICチップ(お金)は使えないと思う。


何よりも…私にはアリスがいる。



ここは…胡蝶さんを半分(･･)信じても良いのかもしれない。



『分かりました。では、胡蝶さんの屋敷まで案内して貰えますか？』

胡蝶姉妹との出会い→←ここどこだよ。

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