【QuizKnock】if story…

― kwmr ― ページ33

【名前を呼んで】








河村side




A｢河村くんはなんで私のこと苗字で呼ぶんですか？｣






｢ん？だって誰も呼んでないから｣





A｢…その心は？｣






｢特別な感じするでしょ｣






そう言うと、｢んへへっ｣と照れくさそうにする






｢…それを言うと柚留木は、須貝さんだけ須貝"さん"だよね｣






A｢河村くんが"くん"でいいって言ったんですよ〜？
初めましての時はちゃんと"さん"でしたもん｣






｢の割に、敬語は抜けないよね。福良にはタメなのに｣






A｢福良くんは、私の扱い基本雑だからですね｣







相変わらず彼女の基準はよく分からない…






A｢河村くんは、河村さんがいいです？｣





河村｢いや、むしろ拓哉でお願いしたいんだけど｣





A｢…急にハードルが……｣






落ちてきた髪を耳にかけ直して、苦笑いを零す柚留木に見惚れる






A｢河村くんは…呼んでくれるんですか？｣






｢僕はいつでも呼べますよ｣





A｢むぅ…｣





顎に手を持っていき頬をふくらませて考え始める柚留木






A｢…分かりましたっ！｣






パチンっと指を鳴らすのは伊沢の影響か…？






A｢今度撮る動画で勝負しましょう！｣




｢……柚留木出ないじゃん｣




A｢私は伊沢くんに託します｣






ビックリした…伊沢の名前呼んだのかと思った…





｢てか、伊沢に任せるのはズルくない？笑｣




A｢…なんのことやらです｣





うわあ、すっとぼけてる…






｢…じゃあ、頑張ろっかな｣




A｢お？……今から問題の難易度高くしようかな…笑｣







なんて子だ…笑







……名前を呼ばれるのは僕の頑張り次第らしいです







＊まあ、呼ばないってオチもありかなって(？)あ、あけましておめでとうございます〜
今年もゆるく更新していきますー＊

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