【QuizKnock】if story…

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【元気を出して】







須貝side




A｢ぴぎゃあぁあああっ泣｣






なんの鳴き声だよ…と心の中で笑って、ソファーに寝転んでるAに顔を向ける






｢どーしたの笑｣





スマホを床に落として、クッションを抱えて｢うわぁあああん｣と悲痛な叫びを上げている






A｢須貝しゃあああん泣｣






あらあら、どうしたのウチの子は






｢はいはい笑 なあに？｣






椅子から腰を上げ、Aの元へ行けば、起き上がってガシッと俺の服を両手で掴む






クッションはスマホ同様、悲しそうに床に落ちていった






｢えぇ？！どうしたの…｣






A｢頑張ったのに…頑張ったのにぃぃぃぃ泣｣







ただならぬ程に泣き叫んでいるが、本当に一体どうしたというのだ…







A｢何が出現率アップですかっ…絶対嘘だっ！！｣






……ん？






A｢どうしてっ…推しが出ないんですかっ｣






………察した






｢え…まさかと思うけど、ガチャで推しが出なかった？｣






A｢そうですっ！！ 無(理のない)課金なのにっ！｣





｢それは無課金とは言いませんっ！笑｣





なんでなんでぇーーーっ！と叫んで、俺の胸におでこを擦り付ける





なんて言おうか考えていれば、バッと勢いよく顔を上げるA





A｢須貝さんラスト、引いてください！｣




｢えぇ！？そんな責任重大な…笑｣




A｢大丈夫ですっ…推しが出なくても須貝さんの事は大好きなままです！｣





サラッと言うけど恥ずかしくないのかな！？





そんな事を思いながら、Aのスマホ画面を操作する





A｢ふぁ！これは確定演出っ！｣





珍しくAがオタク全開だ





期待に満ち溢れた顔をしてるのを眺めていれば、キラキラした目と視線が絡む






瞬間、体に軽い衝撃と温もりを感じる






A｢須貝さんっっ！！！！出ましたっ！ありがとうございます！大好きですっ！愛してますっ！！｣






急にテンションが上がったお姫様からの頬へのキスは、俺を驚かせるのに充分だった







＊スランプオタクがスランプネタを書こうとするとスランプスランプしててもうパッパラパーですね。そんな貴方もパッパラパーになりませんか？(？？)＊

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