【QuizKnock】if story…

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【コタツで寝ると…】







福良side





……何度注意したら分かるんだ、この子は






｢ゆーるーさーん？｣






声をかけても起きる気配のない彼女は、コタツの布団を握りしめて、すやすやと気持ちよさそうに寝ている







｢……A｣






トントンっと軽く叩いても｢んん〜……｣と唸るだけ






珍しい、こんな起きないの…






｢A、風邪引いちゃうから起きよ？｣







A｢ん…あぃ……ふ？｣






｢ん？なんて？笑｣







右往左往している小さな白い手は、僕の服を見つけた瞬間きゅっとか弱く掴む






こどもかな…？







A｢んぁ！…くぁ…くんだあ｣







｢ちょっと笑 いつもより酷いんだけど笑｣







コタツって凄いね。めっちゃ溶けてるよ、この子







A｢…んふふ笑 おはよ〜｣





｢あ、起きた？｣






A｢コタツって人をダメにするアイツみたいだね〜｣







｢アイツよりコタツが先だけどね｣






A｢…ふは笑 確かにそうや〜｣






｢寝ぼけてるなあ…｣







僕の服から手を離したと思えば、ちょいちょいと手招きされる







｢なに笑｣




A｢起こしてぇ…｣






仕方なく差し出されているその両手を掴んで引っ張れば軽々と起き上がる








｢あのねー、コタツで寝たらいけないって何回言ったと思ってんのっ！｣







A｢怒っちゃや〜笑｣







まるで反省していない……







｢…A〜？｣






名前｢ん〜…めんね〜？｣






手を合わせて上目遣いをするA








あざとい……ここは心を鬼にして…







｢……次やったらコタツしまうからね｣






A｢んぇ！？そんなあ〜！！｣







テーブルに顎をついて下唇を出して不貞腐れる彼女は、今日も手のかかる5歳児みたいだった










＊そろそろ暖かくなるんかな〜？
コタツといつお別れになるんだろ…＊

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