【QuizKnock】if story…

☆ ページ6

【無理し過ぎ注意！】






伊沢side




Aが仮眠室から出てこない…もう昼過ぎなのに






様子を見てこようと、椅子から立ち上がって廊下に出る






コンコン





｢Aー？｣






ドアをノックして名前を呼んでも返答がない






｢入るぞー？｣






声を掛けて少し待つが、やっぱり返答がないのでドアを引く






｢A？｣





A｢…ん〜…｣






モゾモゾと布団が動き、ひょっこり顔を出したA






｢……お前、具合悪いんだろ｣





A｢…ちょっとだけね〜｣






その答えにため息を吐く






｢せめてLINEしたりしろよな…｣






ベット脇まで行けば捨てられた子犬みたいな瞳で俺を見つめてくる






A｢だってぇ…｣





｢そんなしんどいの？｣





A｢分かんないよ〜泣｣






大きな瞳からポロポロと雫が落ちていきぎょっとする







｢え、ちょ、泣くな泣くなっ、｣






ゴシゴシと袖で涙を拭えば、溶けたように笑う






A｢んへへ｣





｢おでこ触るよ？｣





嬉しそうに前髪を退かすAの顕になったおでこに触れる






｢……先生とこ行く？｣





A｢んーん、大丈夫っ｣





｢……まあ、いいか｣






熱上がったら強制的に連れてこ…と思いながら頭を撫でる






A｢寝れそう…｣





｢だからやってんだよ笑｣




A｢あは笑 そうなの〜？｣





いつにも増してヘラヘラしてんなあ…






｢ほら寝ろ〜｣




A｢んは笑 雑だなあ〜｣




｢じゃあ何、一緒に寝ればいい？｣




A｢それはダメ｣





言うと思ったけど、そんな拒否られると傷つく〜笑






A｢うつったら困るです｣





急に俺に背を向けたAにちょっと寂しくなった







……ので、Aの肩を掴んで無理矢理こっちを向かせて、唇を重ねた







A｢っばかぁ…｣






布団を被って潤んだ瞳だけこっちを見つめ、そんなセリフを言われた







この後、めちゃくちゃ看病しましたとさっ！！

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