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3雫 使い魔 ページ4





カルエゴ「おい、新任」



ゴゴゴゴゴゴ……という効果音が付きそうなほどの形相でこちらを見下ろす悪魔教師が1人。



そして___



『…はい、どうしました?カルエゴ先輩先生』



冷たい視線で返す新任教師が1人。



はたから見ると……



(((番犬(ケルベロス)VS()念子(反逆者)???))



否、Aは決して反抗の目を向けているのでは無い。



その冷たい目線が誤解を産んでいるのだ。



『(ど う し て こ う な っ た)』



時は少し前に遡る。



次の日、私はいつも通り出勤をし、資料をまとめる。



今日は_____嗚呼、使い魔召喚の儀か……



担当はカルエゴ先輩先生だし、私は無関係だけど…



使い魔か…



カルエゴ先輩先生はよくケルベロスを背後から出すけど、あれは使い魔なのだろうか……



しかし、ケルベロスという使い魔は聞いたこともない。



先生の方でも使い魔の話で盛り上がっていた。



ツムル「そういえばA先生の使い魔はなんなんですか?」



『え、私ですか…?私は____』



私は…




カルエゴ「おい、新任」



背後にカルエゴ先輩先生が立つ。



『…はい、どうしました?カルエゴ先輩先生』



カルエゴ「今日の使い魔召喚の儀は私が担当だが、新任にも手伝ってもらう」



『……へ』



カルエゴ「初授業の前に生徒がどのような感じなのかを直接目で確かめるのはいいことだろう」



『はぁ』



かくして、ただいま使い魔召喚の儀式を行う会場の扉の前に立っているのである。



確かに生徒の様子を間近で見るのはいい機会だけど…彼、厳粛な悪魔故に厳しいし…後、何よりも怖い。



あんま一緒に居たくないのに…



なんだったらモモノキ先輩先生とか、スージー先輩先生とか、ライム先輩先生とか、女性悪魔教師と一緒が良かった…



誰だろう…彼と一緒にしたのは…









ダリ「え?A先生がカルエゴ先生のお手伝い?あー、あれね!僕が仕掛けたんだよ!」



にこーっと笑いながら自分を指さしながら言うこの悪魔。



そう、犯人はこの悪魔である。



ちなみに、後日Aからやんわりじんわりと、色々言われたのはここだけの話。(ほとんど無口&無表情)



(((ダリ先生、ご愁傷さまです)))




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シア(プロフ) - 最新楽しみです! (5月26日 19時) (レス) id: 4e176f86ba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なんだこれ、面白すぎる!!ドストライクでやんす (5月23日 19時) (レス) @page3 id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 植物図鑑好きさん» ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)(っ'ヮ'c) (2023年3月8日 21時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
植物図鑑好き - まずコメントで書くことがまとまりきらなかったのでこれだけ書きます。夢主ちゃんきゃわいいですね。 (2023年3月8日 20時) (レス) id: 70b432d933 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - レベさん» コメント&応援ありがとうございます!そうですね笑気づいたら似てましたw二人で話したらなんだか気が合いそうです(*´ω`*) (2023年3月4日 12時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵闇 | 作成日時:2023年2月20日 3時

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