ありのままに ページ18
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『ナンパされて、手を離してと頼んでも離してくれなかったので、最終手段を取りました！』
フレイヤ｢やっぱりそうだと思ったわ♡｣
お母様は僕の言葉を聞くと、ニッコリと……
ニッコリと黒い笑みを浮かべ、不良たちの親と対面する。
｢ﾋｪｯ｣
フレイヤ｢私の名前はジャンヌ・フレイヤ。14冠の1人であることをお忘れで？｣
｢じゅ、14冠……!?｣
フレイヤ｢そして何より…うちの子に手を出したこと、それ相応の覚悟をしてくださいね｣
アイリスさんが僕の耳と目を塞ぐ。
『？』
アイリス｢クリス様には目に毒ですので、しばらくそのままで｣
何か言ってたけど、耳も塞がれたので聞こえないです←
視界がパッと明るくなり、耳もしっかり聞こえる。
フレイヤ｢さ！お夕飯にしーましょ♡｣
服のあちこちに赤い何かが付着したお母様がニッコリと笑って言った。
『あ、あの…お母様……』
フレイヤ｢ん？なぁに？｣
『その…怒ってないのですか…』
恐る恐る聞く。
フレイヤ｢何を？手を出したこと？それとも嘘を付いたこと？｣
『……両方です』
お母様はう〜んと言いながら考える。
フレイヤ｢嘘をついたことは怒ったけれど、手を出したことには怒ってないわ♡｣
『え……相手を不快にさせた…のに……？』
フレイヤ｢でも、クリスちゃんも嫌な思いしたでしょ？それに、さっき嘘をついたことはしっかり怒ったからね♡｣
あ、あれは痛かった……
フレイヤ｢あのね、クリスちゃん｣
お母様は僕に視点を合わせるようにしゃがむ。
フレイヤ｢クリスちゃんは自分に正直になって欲しいの。言いたいことも全部言って欲しい。もちろん、今すぐじゃなくても、少しずつ、少しずつでいいのよ｣
『言いたいこと…』
フレイヤ｢それはきっと難しいことだっていうの分かってる…クリスちゃんが今までそうやって生きてきたからね……だからこそ、ここではそのままの、ありのままのクリスちゃんでいて♡ママはなんでも受け入れるわ♡｣
その日僕は声が枯れるまで泣いた。
こんなにも暖かい気持ちは初めてだ。
前世の母から貰った偽りの愛ではなく、ここには暖かい本物がある。
僕はその暖かい愛を抱きながら静かに眠りについた。
明日から頑張るぞという覚悟を決めて。
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宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨️ (2023年2月7日 17時) (
レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» わかりました。更新は自分のペースでいいですよ (2023年2月7日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» 今のところはアスモデウス君の予定で書いてます✨️ (2023年2月7日 17時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» オチはありますか？ (2023年2月7日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨励みになります(*ˊᵕˋ*) (2023年2月7日 2時) (レス) @page13 id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇 | 作成日時：2023年2月3日 2時
