検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:19,245 hit

もう一度 ページ5




??「さ、改めて!
私はジャンヌ・フレイヤ。
貴方のご両親から召喚された悪魔なんだけど…
なんだか手違いが多数起きてしまったようね…」


「あらぁ」と言いながら頬に手を当て微笑むフレイヤさん。


『私は前世で命を落として…目を覚ましたら天界……?にいて、それで落ちてきました』


自分でも何言ってるか分からない。


もう1周回って冷静になっている。



フレイヤ「じゃあクリスちゃんは堕天使ってとこかしらぁ」


堕天使……


フレイヤ「それはそうと、どうする?私の孫になってくれるか、それとも天界に帰るか……」


天界に帰る……



その瞬間、体が震えるのを感じた。



何故だろうか。



だって私は天界で何もしてない……





あれ。



ここで矛盾に気づく。



だって私は人間界で死んだはずだ。


なら、肉体は残らない。



現に今の体は私の元の姿ではないのだから。



そして神は転生と言った。



つまりは生まれ変わり。



ならば0からスタートのはず。





ズキリと痛む頭。






もしかして……天界での記憶がない……?




フレイヤ「その様子だと天界での出来事を忘れてしまってるようね……
人間界に返してあげたいけど、生憎貴女の体はもう無くなってしまっているの____

本来だったら、貴女の魂を私が買うことになったのだけれど……
きっと召喚の仕方を間違えてしまったのね」





困惑してて気づかなかったけど、私親に売られたんだ……



結局、お父様もお母様も……私は必要なかったのかな。



完璧じゃなかったから?



良い子じゃなかったから?




うつむいて唇をギュッと噛み締める。





その時、肩に優しく手を置かれた。




フレイヤ「貴方が嫌じゃなければ私の孫になって欲しいの。
私、ずっと独り身でね……
だから、孫という存在に凄く憧れを抱いていたの……

沢山愛をあげるわ。



貴女の全てを受け止める。




だから……」



この人……いや、この悪魔なら受け止めてくれるだろうか。




憎くて忌み嫌われてきた、汚らわしい私を……




不思議と信じられた。



また失うかもしれないのに、期待してしまう自分がいる。











『はい、私で良ければ』



その日、私はジャンヌ家の一員として迎え入れてもらった。


家計能力→←天界



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨️ (2023年2月7日 17時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» わかりました。更新は自分のペースでいいですよ (2023年2月7日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» 今のところはアスモデウス君の予定で書いてます✨️ (2023年2月7日 17時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» オチはありますか? (2023年2月7日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨励みになります(*ˊᵕˋ*) (2023年2月7日 2時) (レス) @page13 id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵闇 | 作成日時:2023年2月3日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。