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鬱さんが見えなくなるまで見送り、いつの間にか居なくなってたメイドさんにもう一度心の中でお礼を言いながらドアノブに手をかける。
そういや、メイドさんの顔見れなかったけど、雰囲気はかなり冷たかったなぁ…
それもそうか、急に訳分からない奴の子守りなんて嫌やろ。
ここから先はできるだけ自分で色々しなきゃなと思い、ドアノブを捻った途端、肌を焼くような痛みと、喉が張り裂けそうな痛みと、意識が朦朧とするほど暑くなる体。
一瞬で、このままだと死ぬという警報が鳴り、急いで窓を開けた。
『ｹﾞﾎｯ……ｹﾞﾎｯ……』
吸った空気を吐き出すように咳をする。
なんで……今死ねたのに……
『そ……っか…』
心のどこかでは僕はまだ…生きてたいんか……
チャラッという軽い金属音と共に、胸から下げているネックレスに目が行く。
母の形見のペンダントだ。
ちらりと自分の服を見る。
父からのお下がりの青いジャージ。
未だに残ってくれていた父の香りに蹲る。
なんで死にたくないん……？
『もうぐちゃぐちゃや…』
枯れたはずの涙は、僕の頬を伝い、地面を濡らす。
泣いてる場合ちゃうやん。
明日からここがどことか、最低限のことは知らなくてはならない。
何となく感じている、もう戻れないという事実。
自分じゃ死ぬ勇気すらないのだ。
ここで自然に死ぬまでの生活の術を身につけなくちゃな…
結局、僕は死にたいんだろうか、行きたいんだろうか……
ぐちゃぐちゃのまま、ベットに身を預け寝ようとする……が……
『……ｯ』
また肌が焼ける痛みがして、ベランダに出る。
多少マシにはなった。
多分ベットじゃぁ寝れないだろうなぁ……
そう思い、ベランダで体を丸め目を閉じた。
いっそこのまま明日なんて来なければなぁ……
今日もそう考えて意識が落ちる。
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葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後｢僕｣が｢ボク｣になっとる…これは…あっ、ふーん？(察し) (4月29日 2時) (
レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます！直直イラストも上げれたらなぁと思います！ 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください！ (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇 | 作成日時：2023年9月27日 1時
