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ut｢それにしても、大変やなぁ、犀茄ちゃんも。急にこんなとこ来て｣
『そうですか？確かに驚きはしましたけど、時期に慣れると思います！』
ut｢強いんやな、君は｣
こちらをくるりと振り返って見てきた青い瞳は少し慈悲の色が入っているような気がした。
それは僕が嫌ってた可哀想とは違って……
いや…違うか。
『そんなことn｢あ！大せんせー！｣』
目の前からとてとてと走ってくるのは、自分とよく似たクリーム色の髪をツインテールにして縦巻きした女の子だ。
クラスに1人はいるであろう、オシャレで人気がありそうな子。
自分とは正反対。
？｢んもー、食堂行ったら大せんせーどけ居なくて、美雪すっごく悲しかったんだから！｣
ut｢それは、ごめんなぁ。今新しくここに来た子の案内してんねん｣
？｢新しい子ぉ？｣
ひょこっと鬱さんの後ろにいる自分を見つめる美雪？さん。
その目はどこか冷たいと思ったが、瞬きをする間に愛想のいい笑みとなった。
美雪｢わぁ！女の子だぁ！美雪は、美雪！ニホンって国から遥々聖女として呼ばれたの！よろしくね！えーっと……｣
『犀茄です』
美雪｢犀茄ちゃん！仲良くしてくれると嬉しいなぁ〜｣
『自分で良ければ是非よろしくお願いいたします……！』
深深とお辞儀をし、美雪さんかは離れる。
美雪さんは｢また後で部屋に来てね〜｣と手を振り、自分たちが来た方向へと向かった。
そういや、美雪さんは反対側から来たのに、何故食堂を覗いたけど居ないと言ったのだろう……まぁ、いいか…
ut｢今のは美雪ちゃん言うて、本人も言ってた通り聖女として呼ばれたんよ｣
先程から聖女聖女と言ってるということは、ここは異世界とでも言うべきか…
やけに飲み込みのいい自分に変に納得しながら、鬱さん後ろを着いていく。
ut｢美雪ちゃんに手ぇ出したら｣
先程慈悲を感じた目とは違い、どこか氷のように寒い。
いや、言葉通りだ。
現に、鬱さんの周りには冷気が漂っている。
ut｢殺すで？｣
殺意を向けられても、怯むことのないこの体は、もう人間として色々エンドを迎えてるのであろうと思った。
ut｢ここが君の部屋やで。何があったら隣の部屋の奴に頼み？｣
先程とは打って変わって優しい笑顔でそう伝える鬱さん。
ありがとうございます、とお礼を言った時、ちょうど部屋の扉が開いた。
メイド｢こちら用意が終わりました｣
『あ、わざわざありがとうございます！』
ut｢……｣
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葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後｢僕｣が｢ボク｣になっとる…これは…あっ、ふーん？(察し) (4月29日 2時) (
レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます！直直イラストも上げれたらなぁと思います！ 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください！ (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇 | 作成日時：2023年9月27日 1時
