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sn「ここが食堂だよ。でも、普通の食堂とは違って幹部の人達だけが使える食堂だよ。犀茄ちゃんも、ここを使ってね」
こくりと頷く。
それと同時に扉が開いた。
gr「お、珍しく全員揃っているじゃないか」
何人だろう…ざっと10人以上の人がそれぞれ椅子に座ってこちらを見ている。
gr「先程連絡が行ったように、この軍で保護することになった子だ」
自己紹介を促され、1歩前に出る。
人は最初が大事なのだ…
『金木犀茄です!気がついたらここにいて、本当に色々分からない事だらけですが、皆様の迷惑にならないように、最善を尽くしますので、よろしくお願いいたします!』
ニコりと笑顔を作る。
拍手する人もいれば、興味が無さそうにする人もいれば、怪しむようにこちらを睨む人もいて、人それぞれだ。
ぐるりと顔を見渡すと……
『……』
薄々予想はしたいたが、鬱島大くん、鳥井希くんもどきがいる。
2人とも似ているけどどこか違うんだ……
その後、端っこの席に案内され、食事を取る。
少しすれば、周りは隣の人とで話し出していた。
zm「ほら、エミさんもっと食べろや」
希くんもどきはエミさんと呼ばれた、色素の薄い目の方に大量の食事を食べさせている。
食害と呼ばれていた行為は、目の前の希くんもどきもやっているようで、少し懐かしい気持ちになった。
隣に立っていた背の高い男の子が声をかけてくる。
ci「俺はチーノ。
何が分からんことあったら聞いてや」
ニコッと愛想のいい笑みを浮かべ、こちらを向く。
前まで動かなかった表情筋は、動かそうとすると以外簡単に動いて、直ぐに笑顔を作った僕はありがとうござます。と返した。
こちらを探るように見てくる瞳は、どこか心をざわつかせる。
早いところここから去りたい僕は、味の感じない食事を無理やり喉に通して立ち上がった。
gr「もう食べ終わったのか?」
『はい!美味しかったです!ご馳走でした』
金髪さんにそう伝える。
gr「なら、お前の自室に案内しよう」
『自室をご用意してくださったのですね…!ありがとうございます!』
gr「そうだな…大先生にでも案内頼むか」
ut「僕ぅ?しゃあないなぁ…ほな行くで。
あ、僕のことは鬱先生でも、大先生でも好きに呼んでな、犀茄ちゃん」
『はい!よろしくお願いいたします!』
kn「いつまでもへらへら笑っとるんちゃうぞ」
捏島くんもどきがそう言ったのを僕は聞いてない振りをした。
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葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後「僕」が「ボク」になっとる…これは…あっ、ふーん?(察し) (4月29日 2時) (レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます!直直イラストも上げれたらなぁと思います! 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください! (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇 | 作成日時:2023年9月27日 1時