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｢……い、おい……起きろ｣
『……』
そっと目を覚ます。
いつの間に寝てしまったのだろうか…
次第に広がってくる世界に目を擦り、直ぐにバイトに向かおうとしたが、手元は重い何かで固定され、動くことは無かった。
ハッキリとしてきた目で周りを見渡す。
そこには自分が知らない世界が広がっていた。
tn｢やっと目ェ覚ましたか｣
『え……』
トン氏……？
桃瀬豚太郎。
母の弟だ。
同じクラスだった…
しかし、確かにトン氏に似ているが、トン氏は赤いマフラーなど巻いてないし、黒縁のメガネも掛けてない。
そしてなにより……こんなに大人びいているはずがない。
いくら高校1年生といえど、どこか違うのだ。
直感でそう感じる。
tn｢何モンなんや、お前は｣
第1、僕のことを知らないので、多分遠い親戚とかだろう。
『……ｹﾞﾎｯ……ｹﾞﾎｯ……』
長いこと話さなかったせいか、話そうとしたら咳き込んでしまった。
顔に''神''と書かれた雑面を付けている人が水を飲ませてくれた。
軽く会釈し、口を開く。
『……僕は金木犀茄…』
rbr｢質問に答えろ。
どうしてうちの敷地に入ってこれたんや。
まさかアンタスパイか？｣
……似てるけど違う…
目の前の小柄な人は天乃呂戊太くんにそっくりだ。
でも、彼は''天''と書かれた雑面なんて付けてなかった。
『……敷地……というのは…？』
rbr｢とぼけとる場合ちゃうで。
嘘つくなや｣
雑面から感じる視線はとても鋭い。
しかし、分からないものは分からない。
先程から敷地とかなんなのだ。
『だから……ホントに……』
kn｢もうこいつ死刑でええんちゃう？｣
……また。
捏島孝之くんにそっくりの人。
捏島くんはこんな冷たい目をしてない…
『死刑をしてくださるなら、それでいいです。
逆に……死ねるなら……』
rbr｢は？｣
殺してくれるのなら有難い。
だって僕は死にたいんだから。
tn｢オスマン、こいつの言ってることに嘘は無いか？｣
os｢見た感じ、嘘は言ってるとは思えないで｣
糸目の方は僕の目をじっと見る。
まるで、中身を探るように。
kn｢嘘とかどうであれ、お望みなら今ここで殺してるわ｣
gr｢待て｣
その時、この空間に肌がビリッとするほどのバリトンボイスが響いた。
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葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後｢僕｣が｢ボク｣になっとる…これは…あっ、ふーん？(察し) (4月29日 2時) (
レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます！直直イラストも上げれたらなぁと思います！ 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください！ (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇 | 作成日時：2023年9月27日 1時
